「それなら意見を言おう。私の考えは外務大臣と同じ(=ポツダム宣言を受諾する)である」。
昭和天皇のお言葉が発せられると、大臣らの目から涙がこぼれ落ち、やがて号泣に変わりました。陛下も涙を流されながら、お言葉を続けられました。
「念のため言っておく。今の状態で阿南陸相が言うように本土決戦に突入すれば、我が国がどうなるか私は非常に心配である。あるいは日本民族はみんな死んでしまうかもしれない。もしそうなれば、この国を誰が子孫に伝えることができるというのか」。
「祖先から受け継いだ我が国を子孫に伝えることが天皇としての務めであるが、今となっては一人でも多くの日本人に生き残ってもらい、その人々に我が国の未来を任せる以外に、この国を子孫に伝える道はないと思う」。
「それにこのまま戦いを続けることは、世界人類にとっても不幸なことでもある。明治天皇の三国干渉(さんごくかんしょう)の際のお心持ちを考え、堪(た)えがたく、また忍びがたいことであるが、戦争をやめる決心をした」。





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ぴーち こんばんは!
仰るとおり、この世に生き残る事が
一番大切な事ですものね。
少しでも多くの人間が生き残ることを
希望する天皇のお心は十分理解出来ます。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 世界の平和を常に願われた昭和天皇でいらっしゃいましたから、我が国が存続することで、ご自身の責任も果たさねばならないという、強いお気持ちがあられたのかもしれませんね。
仰るとおり、この世に生き残る事が
一番大切な事ですものね。
少しでも多くの人間が生き残ることを
希望する天皇のお心は十分理解出来ます。