関東軍内においても樋口に対する処分を求める声が強まるなか、樋口は当時の関東軍司令官である植田謙吉(うえだけんきち)大将に自らの所信を表明した文書を郵送しましたが、その内容は以下のとおりでした。
「小官(しょうかん、ここでは樋口のこと)は小官のとった行為を、けっして間違(まちが)ったものでないと信じるものです。満州国は日本の属国(ぞっこく)でもないし、いわんやドイツの属国でもないはずである。 法治国家(ほうちこっか)として、当然とるべきことをしたにすぎない」。
「たとえドイツが日本の盟邦(めいほう)であり、ユダヤ民族抹殺(まっさつ)がドイツの国策であっても、人道に反するドイツの処置に屈(くっ)するわけにはいかない」。





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ぴーち こんばんは!
樋口氏はあくまでも客観的な立場、人道的措置に拘った考え方を貫こうとした訳ですね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 樋口氏はあくまでも客観的な立場、人道的措置に拘った考え方を貫こうとした訳ですね。
その通りですね。だからこそ説得力があるとは思いますが、一方で批判も強くなってしまう一面もあったのは仕方がなかったのでしょうか。
樋口氏はあくまでも客観的な立場、人道的措置に拘った考え方を貫こうとした訳ですね。
その通りですね。だからこそ説得力があるとは思いますが、一方で批判も強くなってしまう一面もあったのは仕方がなかったのでしょうか。