植民地とは、一般的に「ある国からの移住者によって経済的に開発され、その国の新領土となって本国に従(したが)う地域(ちいき)のこと」を意味しますが、これが世界中で行われるようになったのは、いわゆる大航海時代(だいこうかいじだい)以降に西欧諸国(せいおうしょこく)が海外に乗り出し、アフリカやアメリカ大陸を中心に先住民への侵略(しんりゃく)を始めてからでした。
西欧諸国はアフリカやアメリカ、あるいはアジアの各地域の先住民を従わせて植民地化すると、本国の経済力を高めるために先住民を奴隷(どれい)として強制連行したり、白色人種(はくしょくじんしゅ)にとって都合の良い作物ばかりを育てさせようとしたりしました。
例えば、ブラジルではサトウキビの栽培(さいばい)を広い範囲(はんい)で行わせたり、スリランカでは紅茶を栽培させたりしました。これらの利益のほとんどは本国が吸い上げ、先住民はそれこそ無給に等しい状態で過酷(かこく)な労働を強(し)いられたのです。
なお、このような熱帯(ねったい)・亜熱帯(あねったい)地域の植民地において、奴隷や先住民の安い労働力を使って世界市場に向けた単一の特産的農産物を大量に生産することをプランテーションといいます。プランテーションはその国が輸出によって外貨を得るための唯一(ゆいいつ)の手段となりますから、仮に自然災害(しぜんさいがい)などによって農産物が不作になれば経済が立ち行かなくなるという大きな問題を抱(かか)えています。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち おはようございます!
「弱い犬程、よく吠える」とは良く言ったものですね。何かに付けえて必要以上に吠えるし、噛みつきもする。
困ったものです。
植民地に関してですが、
動物として生きていく中で「食料は自分の足で稼いで探す」事が本来の生き方であるはずが、そういう苦労を少しでも解消したいという人間の欲が
こういった植民地化という手段を選んだのだと思いますが、いくら地球上の人たちは助け合い、支え合って生きるべきだと説かれたとしても、基本的な生き方を考えた時に、「君作る人。僕食べ人。」という役割分担を勝手に決めるべきではなく、人間は食料を得るためには自分自身の手で足で自分たちの食べる分くらいは、苦労して探したり、労働をしなければいけないはずだと思います。そういう今の日本も他の国々におんぶに抱っこ状態なのが本当は遺憾に思うところですが・・・。
長々と持論を述べてしまい、申し訳ありませんm(__)m
ぴーちさんへ
黒田裕樹 「弱い犬程、よく吠える」。まさにその通りですね。
関わり合いを持たされる国もたまったものではありません。
植民地に関してもその通りですね。
我が国の食糧問題ももっと真剣に考えねばならないはずですが…。
「弱い犬程、よく吠える」とは良く言ったものですね。何かに付けえて必要以上に吠えるし、噛みつきもする。
困ったものです。
植民地に関してですが、
動物として生きていく中で「食料は自分の足で稼いで探す」事が本来の生き方であるはずが、そういう苦労を少しでも解消したいという人間の欲が
こういった植民地化という手段を選んだのだと思いますが、いくら地球上の人たちは助け合い、支え合って生きるべきだと説かれたとしても、基本的な生き方を考えた時に、「君作る人。僕食べ人。」という役割分担を勝手に決めるべきではなく、人間は食料を得るためには自分自身の手で足で自分たちの食べる分くらいは、苦労して探したり、労働をしなければいけないはずだと思います。そういう今の日本も他の国々におんぶに抱っこ状態なのが本当は遺憾に思うところですが・・・。
長々と持論を述べてしまい、申し訳ありませんm(__)m
関わり合いを持たされる国もたまったものではありません。
植民地に関してもその通りですね。
我が国の食糧問題ももっと真剣に考えねばならないはずですが…。