海軍の攻撃要請の遅れや陸海軍の情報力不足、さらには戦力や弾薬不足など、旅順攻略が進まないことに対して、乃木一人にすべての責任をかぶせるにはあまりにも酷(こく)な条件がそろい過ぎていました。しかし、乃木は一切言い訳(わけ)をせず、多くの犠牲者を出しながら旅順を落とせない責任を一人で被(かぶ)る決意をしていました。
そんな乃木の悲壮(ひそう)な覚悟が、第三軍の士気に影響しないはずがありません。「乃木将軍は多数の犠牲者が出たことに苦しんでおられるのみならず、我々のことを本当に心配しなさっておられる。将軍のためにも我々が頑張(がんば)らなくてどうするというのだ」。
明治天皇のご慧眼(けいがん、物事の本質や裏面を見抜く鋭い洞察力のこと)どおり、第三軍は「乃木なればこそ」苦しい戦いをいとわず一丸となって奮戦し、また「乃木なればこそ」最終的に勝利をつかむことが可能となったのです。





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ぴーち こんにちは!
人は失敗しない人は居ませんが、
失敗した時にどのような思いを抱き、
どのような行動を起こすかによって
その人物の本当の姿が浮かび上がるものと思います。
ある者は、他人に責任を転嫁することで
自分の保身を保とうと必死になったり、
ある者は、開き直り自分は悪くないと維持でも
自分のミスを認めようとしなかったり・・
そこで何をさておいても、謝罪の意思が
最初からあるのならば、すばやく、潔く
自分の非を認め、まずは回りに迷惑を
かけたことに対しての思いを表すことが肝心ですよね。
乃木将軍は自分の事はさておき、周りの人間に対してしっかり配慮出来た事が、結果的に身近な周りの人間から助けられたことに繋がったのではないかと
思いました。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
責任逃れに懸命な人間が多いなかで、乃木将軍の姿勢は実に立派でした。
上司がしっかりしていれば、部下の士気も上がって最終的な成功へと導くのは当然のことですよね。
人は失敗しない人は居ませんが、
失敗した時にどのような思いを抱き、
どのような行動を起こすかによって
その人物の本当の姿が浮かび上がるものと思います。
ある者は、他人に責任を転嫁することで
自分の保身を保とうと必死になったり、
ある者は、開き直り自分は悪くないと維持でも
自分のミスを認めようとしなかったり・・
そこで何をさておいても、謝罪の意思が
最初からあるのならば、すばやく、潔く
自分の非を認め、まずは回りに迷惑を
かけたことに対しての思いを表すことが肝心ですよね。
乃木将軍は自分の事はさておき、周りの人間に対してしっかり配慮出来た事が、結果的に身近な周りの人間から助けられたことに繋がったのではないかと
思いました。
責任逃れに懸命な人間が多いなかで、乃木将軍の姿勢は実に立派でした。
上司がしっかりしていれば、部下の士気も上がって最終的な成功へと導くのは当然のことですよね。