「死ぬなら立派に死ね。しかし、貴様が腹を切ったら失った軍旗(ぐんき)が出てくるとでもいうのか。もし仮に軍旗が出てきたとしても、その責任はそれで済むのか。武士が過失をしても、腹さえ切ればそれで責任が解除(かいじょ)されるというのが、俺たちが学んだ武士道なのか」。
「どうせ死ぬと決めたのならば、過失を償うだけの働きをしてからでも遅(おそ)くはあるまい。ただ死ぬのは犬死(いぬじに)だ」。
児玉の決死の説得を涙ながらに受けいれた乃木はその場での自決を思い止まりましたが、自己の責任を痛感(つうかん)した彼は後年(こうねん)に連隊旗喪失への謝罪(しゃざい)を遺言(ゆいごん)の第一に挙げ、明治天皇の後を追って殉死(じゅんし)を遂げることになるのです。





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ぴーち こんにちは!
児玉氏の言葉は、心に沁みますね・・。
仰るとおり、自らの命と引き換えに
死を選択すると言う事は、
全ての責任を放棄してしまう意味にもなりかねませんし、
自決をする事は、自分はそれらの事態以上の価値のあるものだと世間に知らしめる行為であるとすると、大層な傲慢であると感じます。
乃木将軍に対しての批判になってしまい申しわけありません。
死生観
- 黒田先生
青田です。
この逸話は、かなり、深いですね。
乃木には、武士道が根本にあり、
死生観を持っていたのですね。(赤穂浪士の忠義と吉田松陰の影響)
武士道とは、『死ぬことと見つけたり。』と
乃木は、考えて自決しようと考えたのですが
児玉源太郎は
『武士道とは、国家のため、人のために死ぬことと見つけたり、その時までは、死んではいけない。』ことを乃木に諭した気がします。
何も考えず、自分勝手主義になっている自分が情けないです。
反省しなければ。。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 児玉将軍も乃木将軍も、それぞれの立場で死生観を持っていましたからね。
結果として乃木将軍はその後の我が国に大きく貢献したのですから、児玉将軍の説得は効果があったと思いますし、ぴーちさんのお考えも決して批判にはならないと思います。
青田さんへ
黒田裕樹 乃木将軍も児玉将軍もそれぞれの考えをしっかりと持ったお方でしたね。
現代人への大きな教訓だと思います。
児玉氏の言葉は、心に沁みますね・・。
仰るとおり、自らの命と引き換えに
死を選択すると言う事は、
全ての責任を放棄してしまう意味にもなりかねませんし、
自決をする事は、自分はそれらの事態以上の価値のあるものだと世間に知らしめる行為であるとすると、大層な傲慢であると感じます。
乃木将軍に対しての批判になってしまい申しわけありません。
青田です。
この逸話は、かなり、深いですね。
乃木には、武士道が根本にあり、
死生観を持っていたのですね。(赤穂浪士の忠義と吉田松陰の影響)
武士道とは、『死ぬことと見つけたり。』と
乃木は、考えて自決しようと考えたのですが
児玉源太郎は
『武士道とは、国家のため、人のために死ぬことと見つけたり、その時までは、死んではいけない。』ことを乃木に諭した気がします。
何も考えず、自分勝手主義になっている自分が情けないです。
反省しなければ。。
結果として乃木将軍はその後の我が国に大きく貢献したのですから、児玉将軍の説得は効果があったと思いますし、ぴーちさんのお考えも決して批判にはならないと思います。
現代人への大きな教訓だと思います。