その後、我が国で鎌倉幕府が成立して間(ま)もない13世紀始め頃(ごろ)、中国大陸で金の支配下にあったモンゴル高原にテムジンが現れると、モンゴルはチンギス=ハーンと称(しょう)したテムジンによって統一されました。チンギス=ハーンはその後も征服(せいふく)を続けて、中央アジアから南ロシアに至(いた)る広大な地域(ちいき)を領有(りょうゆう)しました。
チンギス=ハーンの後継者であるオゴダイ=ハーンは遠くヨーロッパまで征服するとともに、1234年には金を滅ぼし、アジアから東ヨーロッパにまたがる大帝国を建設しました。チンギス=ハーンの孫のフビライ=ハーンは、中国を支配するために都を大都(だいと、現在の北京=ペキン)に定めて国号を元と改め、朝鮮半島の高麗(こうらい)を服属させました。
要(よう)するに中国大陸に広大な領土を持つ帝国が現れ、かつ朝鮮半島がその支配下に置かれたことによって、先述(せんじゅつ)のとおり周りを海で囲まれた我が国といえども、他国からの侵略にさらされる危険性(きけんせい)が高まったのです。





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ぴーち こんばんは!
確かに海に囲まれていると言え、人類は
海を渡る為の船を持つことも、空を超える飛行機を持ち、渡ってくることも可能ですものね。
この地球上に住む限り、完全に他国から攻め込まれない安全な場所を求めることは皆無でしょうね。安心、安全だという思いは大敵。
常に危機感を頭の片隅においておくことは大切でしょうね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりです。
この当時は高麗が元の支配下に入ったことで危機が高まりましたが、現代ではいつ危機が訪れるか分かったものではないですからね。
平和ボケしているヒマはありません。
確かに海に囲まれていると言え、人類は
海を渡る為の船を持つことも、空を超える飛行機を持ち、渡ってくることも可能ですものね。
この地球上に住む限り、完全に他国から攻め込まれない安全な場所を求めることは皆無でしょうね。安心、安全だという思いは大敵。
常に危機感を頭の片隅においておくことは大切でしょうね。
この当時は高麗が元の支配下に入ったことで危機が高まりましたが、現代ではいつ危機が訪れるか分かったものではないですからね。
平和ボケしているヒマはありません。