ドイツがポーランドへ侵攻してその西半分を占領(せんりょう)した直後の9月17日、今度はソ連がポーランドへ侵攻して東半分を占領しました。勢(いきお)いに乗るソ連は続いてフィンランドへ侵攻したほか、翌1940(昭和15)年にはエストニア・ラトヴィア・リトアニアのいわゆるバルト3国をも併合(へいごう)しましたが、これらの動きに対してイギリスやフランスはソ連を国際連盟(こくさいれんめい)から除名(じょめい)したのみで、事実上黙認(もくにん)しました。
ドイツとソ連のまるで連携(れんけい)したかのような動きには大きな理由がありました。実は先に結んだ独ソ不可侵条約において、ポーランドをドイツとソ連とで分割(ぶんかつ)することや、バルト3国をソ連が占領するのをドイツが黙認することなどが密約(みつやく)されていたのです。
その後もドイツは電光石火(でんこうせっか)の早業(はやわざ)で激(はげ)しい攻勢(こうせい)を続け、1940年5月には西部戦線(せいぶせんせん)の攻撃(こうげき)に移ってデンマークやノルウェー、さらにはオランダやベルギーを攻略(こうりゃく)したほか、イギリス軍をフランス北端(ほくたん)のダンケルク港に追い落とすことに成功しました。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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青田 黒田先生
青田です。
この当時、連合国軍の作戦が全て、失敗しました。
これを現代の日本に置き換えると
① フランスが難攻不落のマジノ要塞を創っていから、完全に油断しきっていた。
(まさか、フランスもあっさり、マジノ戦を破られるとは、思っていませんでした。)
→(現代に置き換えると) まさか、某国は、攻めてこないだろう。
日本には、強大な同盟国もあるし。
② イギリス・フランスは、第一次世界大戦のトラウマで、戦争にたいして、嫌悪感があり、
士気が低かった。
→ (現代に置き換えると)日本には、平和憲法があり、平和が一番、戦争は、絶対にイヤ。
↓↓
近未来で、日本人が、日本のどこかに追い落とされないことを祈ります。
青田さんへ
黒田裕樹 確かに恐ろしいほどの一致ですね。
我が国の将来こそ歴史に学ぶべきですが、現政権は大丈夫でしょうか…。
初期対応の遅れ
青田 黒田先生
青田です。
私は、第二次世界大戦のヨーロッパ戦いでの
連合国側の敗北は、『厭世意識』からの、
消極的になり、初期対応がどんどん遅れたことが
大きな原因ですね。
人間というのは、(私もそうですが)
『起こって欲しくない現実』=『起こらない現実』と考えます。
今の『日本人も大多数は、そう思っている』と思います。
その原因は、今の日本では、
この第二次世界大戦のヨーロッパでの戦いさえ、
話題になることがほとんどないほどの戦争アレルギーになっているからだと思います。
私は、『平和』のために『戦争のこと』を考える必要があると思うのですが、
『平和』をよく口にする人間ほど、戦争について、知ろうとしないから、不思議ですよね。
青田さんへ その2
黒田裕樹 仰るとおり、平和を守るためには過去の戦争の経緯を知り、そのための対策をすることが必須です(もちろん拙講座でも近日中に検証します)が、なぜかそれを拒否する人間ほど普段から「平和」を金科玉条のごとく口にしますよね。
何らかの思惑があるのかもしれませんが、これ以上は本論から外れますのでまた別の機会にしましょう。
ぴーち おはようございます!
物凄く古い作品、「西部戦線異状なし」という
ドイツ軍を描いた映画をふと思い出してしまいました(苦笑)
きっとあの作品もこの当時のことを題材にした
ものだったのではないかと思います。
戦争は今現在、自分たちが肌身には感じられない事ですので、映画やドラマなどで疑似体験のように感覚を得るか、あるいは戦争体験者の生の声に耳を傾けるかして、(個人の武勇伝は別として)なんとかその当時の人と同じ気持ちに心を馳せてみる努力は必要ではないかと思いますね。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰る意味では、戦争映画も貴重な題材かもしれませんね。
ただ、これはどの作品にも言えることですが、主観が入ったプロパガンダ的内容には注意しなければなりません。
ぴーち こんばんは!
映画の話を丁度出させていただいた次いでと言っては申し訳ありませんが、「終戦のエンペラー」を鑑賞して参りました。
仰るとおり、かなり作者の主観(アメリカ的な思惑)が入った内容であったことは否めませんでしたが、最後の昭和天皇のお言葉は、黒田さんの所で勉強させていただいたとおりの内容で、改めて納得致しました。ご自分が全ての責任をとるという事を述べられた一言はさすがのダグラスマッカーサー元帥もそれ以上踏み込む事を留まりました。
こうして黒田さんの所で歴史の勉強を
させていただいてから鑑賞すると、その違いなどを確認することができ、より一層、歴史ものの
作品の鑑賞頻度が上がりそうです^^ありがとうございます。
応援は明日に・・
ぴーちさんへ その2
黒田裕樹 こちらこそお褒めのお言葉有難うございます。
「終戦のエンペラー」はやはりアメリカ的主観が入っていたんですね。そんな中でも昭和天皇のお言葉が素晴らしいものであったということはやはり我が国が誇るべきことであると思います。
青田です。
この当時、連合国軍の作戦が全て、失敗しました。
これを現代の日本に置き換えると
① フランスが難攻不落のマジノ要塞を創っていから、完全に油断しきっていた。
(まさか、フランスもあっさり、マジノ戦を破られるとは、思っていませんでした。)
→(現代に置き換えると) まさか、某国は、攻めてこないだろう。
日本には、強大な同盟国もあるし。
② イギリス・フランスは、第一次世界大戦のトラウマで、戦争にたいして、嫌悪感があり、
士気が低かった。
→ (現代に置き換えると)日本には、平和憲法があり、平和が一番、戦争は、絶対にイヤ。
↓↓
近未来で、日本人が、日本のどこかに追い落とされないことを祈ります。
我が国の将来こそ歴史に学ぶべきですが、現政権は大丈夫でしょうか…。
青田です。
私は、第二次世界大戦のヨーロッパ戦いでの
連合国側の敗北は、『厭世意識』からの、
消極的になり、初期対応がどんどん遅れたことが
大きな原因ですね。
人間というのは、(私もそうですが)
『起こって欲しくない現実』=『起こらない現実』と考えます。
今の『日本人も大多数は、そう思っている』と思います。
その原因は、今の日本では、
この第二次世界大戦のヨーロッパでの戦いさえ、
話題になることがほとんどないほどの戦争アレルギーになっているからだと思います。
私は、『平和』のために『戦争のこと』を考える必要があると思うのですが、
『平和』をよく口にする人間ほど、戦争について、知ろうとしないから、不思議ですよね。
何らかの思惑があるのかもしれませんが、これ以上は本論から外れますのでまた別の機会にしましょう。
物凄く古い作品、「西部戦線異状なし」という
ドイツ軍を描いた映画をふと思い出してしまいました(苦笑)
きっとあの作品もこの当時のことを題材にした
ものだったのではないかと思います。
戦争は今現在、自分たちが肌身には感じられない事ですので、映画やドラマなどで疑似体験のように感覚を得るか、あるいは戦争体験者の生の声に耳を傾けるかして、(個人の武勇伝は別として)なんとかその当時の人と同じ気持ちに心を馳せてみる努力は必要ではないかと思いますね。
応援凸
ただ、これはどの作品にも言えることですが、主観が入ったプロパガンダ的内容には注意しなければなりません。
映画の話を丁度出させていただいた次いでと言っては申し訳ありませんが、「終戦のエンペラー」を鑑賞して参りました。
仰るとおり、かなり作者の主観(アメリカ的な思惑)が入った内容であったことは否めませんでしたが、最後の昭和天皇のお言葉は、黒田さんの所で勉強させていただいたとおりの内容で、改めて納得致しました。ご自分が全ての責任をとるという事を述べられた一言はさすがのダグラスマッカーサー元帥もそれ以上踏み込む事を留まりました。
こうして黒田さんの所で歴史の勉強を
させていただいてから鑑賞すると、その違いなどを確認することができ、より一層、歴史ものの
作品の鑑賞頻度が上がりそうです^^ありがとうございます。
応援は明日に・・
「終戦のエンペラー」はやはりアメリカ的主観が入っていたんですね。そんな中でも昭和天皇のお言葉が素晴らしいものであったということはやはり我が国が誇るべきことであると思います。