また、ソ連のコミンテルンもそれまでの暴力主義だけでなく、尾崎秀実(おざきほつみ)のようなスパイを日本政府の権力の中枢(ちゅうすう)にまで送り込(こ)むことにより、戦局がソ連に有利になるように我が国を内部から支配しようと考えるにまで至(いた)ったのです。
治安維持法を悪法と決めつけることは容易(たやす)いですが、そのようなレッテルを貼(は)って満足するだけではなく、なぜそのような悪法が制定されなければならなかったかのかという「歴史の大きな流れ」を考える必要があるのではないでしょうか。
ところで、戦後の思想界を中心に「治安維持法によって戦前の一般民衆が不当に弾圧された」と強調されたことによって、現代の政府や警察などがマスコミなどの世論に対して過剰(かじょう)に気を遣(つか)い、その結果として思想や宗教が絡(から)む凶悪(きょうあく)な事件に対する取り締まりが弱まっている傾向(けいこう)が見られます。
我が国のような法治国家において、組織的な暴力行為を是(ぜ)とする集団の存在は断じて許されません。治安維持法という「亡霊(ぼうれい)」に怯(おび)えるあまり、逆に我が国が存亡(そんぼう)の危機とならないようにするためにも、治安維持法に対する公平な認識を多くの国民が共有すべきではないでしょうか。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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晴雨堂ミカエル 黒田氏の歴史的背景を考察し原因を把握する姿勢は大切です。心に余裕の無い人間は左も右もできていません。特に左がひどいが。
ある左派系の自称ジャーナリストとネット上で口論になり、私が「相手の弁護士になったつもりで状況をみろ」と助言すると、その返答は私には信じがたい事でした。
「私は生身の人間なのでできない」
ジャーナリストとは事実関係を扱う職、情報の取り扱いは弁護士もジャーナリストも同じ、私には消防士が火事を目の前にして「生身の人間なので消火できない」と言っているようなもの。
さらに「あなたを弁護士のつもりで見ても同じ」とくる。
こんな理屈では、凶悪犯の弁護など不可能、冤罪も防げない。大袈裟にいえば法治の根幹を揺るがす。
事実関係の取り扱いをいちびっている一例です。
それ以前に、ライターとはまったく畑が違う旋盤工の私が努めようとしていることを、プロが最初から拒絶しているのが問題です。そんな輩が多い。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 確かに余裕が感じられませんね。
いやしくも弁護士たるもの、相手の言うことを理解できなければ話になりません。
ぴーち おはようございます!
仰るように、悪が出現する背景というのは
、ある日突然、降って湧いた物ではなく
良いことにせよ、悪いことにせよ、常に周りとの関係の中から次第に生み出されていくものだと
私も思います。
善も周りを取り巻く環境の中から生まれ、それならば、悪も同じ事。
先日、北の挑発行為に関して中国が
来たばかりではなく、周りの諸外国にも責任はあると述べていましたが、その部分だけは一理あるなと思いました。
歩み寄る姿勢に方向転換すれば、北だとてそれ以上の馬鹿騒ぎを試みる事は無いはずですしね(^^ゞ
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、悪の環境も一国だけでは有り得ませんからね。
とはいえ、余りもの暴走行為は何とかしてもらいたいものですが…。
オバrev 遅コメ申し訳ないですm(_ _;)m
治安維持法の記事を通して読ませて頂きましたが、なるほど仰るとおり歴史的事実は多面的に検討する必要があると痛感しました。
でもそれができる教育者はどれだけおられるのでしょうか?
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 遅コメ申し訳ないですm(_ _;)m
いえいえ、お忙しい中をありがとうございます(^ω^)
> 治安維持法の記事を通して読ませて頂きましたが、なるほど仰るとおり歴史的事実は多面的に検討する必要があると痛感しました。
> でもそれができる教育者はどれだけおられるのでしょうか?
正直言って少ないでしょうね。
「治安維持法=悪」という固定観念が染み付いてしまっていますから。
そこから脱却できない限り、歴史の教師と名乗ってほしくないですね。
ある左派系の自称ジャーナリストとネット上で口論になり、私が「相手の弁護士になったつもりで状況をみろ」と助言すると、その返答は私には信じがたい事でした。
「私は生身の人間なのでできない」
ジャーナリストとは事実関係を扱う職、情報の取り扱いは弁護士もジャーナリストも同じ、私には消防士が火事を目の前にして「生身の人間なので消火できない」と言っているようなもの。
さらに「あなたを弁護士のつもりで見ても同じ」とくる。
こんな理屈では、凶悪犯の弁護など不可能、冤罪も防げない。大袈裟にいえば法治の根幹を揺るがす。
事実関係の取り扱いをいちびっている一例です。
それ以前に、ライターとはまったく畑が違う旋盤工の私が努めようとしていることを、プロが最初から拒絶しているのが問題です。そんな輩が多い。
いやしくも弁護士たるもの、相手の言うことを理解できなければ話になりません。
仰るように、悪が出現する背景というのは
、ある日突然、降って湧いた物ではなく
良いことにせよ、悪いことにせよ、常に周りとの関係の中から次第に生み出されていくものだと
私も思います。
善も周りを取り巻く環境の中から生まれ、それならば、悪も同じ事。
先日、北の挑発行為に関して中国が
来たばかりではなく、周りの諸外国にも責任はあると述べていましたが、その部分だけは一理あるなと思いました。
歩み寄る姿勢に方向転換すれば、北だとてそれ以上の馬鹿騒ぎを試みる事は無いはずですしね(^^ゞ
応援凸
とはいえ、余りもの暴走行為は何とかしてもらいたいものですが…。
治安維持法の記事を通して読ませて頂きましたが、なるほど仰るとおり歴史的事実は多面的に検討する必要があると痛感しました。
でもそれができる教育者はどれだけおられるのでしょうか?
いえいえ、お忙しい中をありがとうございます(^ω^)
> 治安維持法の記事を通して読ませて頂きましたが、なるほど仰るとおり歴史的事実は多面的に検討する必要があると痛感しました。
> でもそれができる教育者はどれだけおられるのでしょうか?
正直言って少ないでしょうね。
「治安維持法=悪」という固定観念が染み付いてしまっていますから。
そこから脱却できない限り、歴史の教師と名乗ってほしくないですね。