様々な記録によれば、浅野には「痞(つかえ)」という持病があったとされています。「痞」とは「胸が塞(ふさ)がって苦しいこと」ですが、最近では「気が塞ぐ」といういわゆる鬱(うつ)の状態を指(さ)しているというのが定説になっているようです。
つまり、饗応役の頃(ころ)の浅野は精神的に不安定となっており、不幸にも儀式当日に「鬱」がピークに達し、いわゆる錯乱(さくらん)状態になってしまったのではないか、というのです。また、それを裏付(うらづ)ける間接的な証拠(しょうこ)として、浅野が江戸城内において帯刀(たいとう)が許されている脇差(わきざし)で「斬り付けている」ということが挙げられます。
脇差のような短い刀であれば、斬るよりも刺(さ)す方が相手を確実に殺傷(さっしょう)できます。それなのに、浅野は何度も斬り付けるだけで刺そうとはしませんでしたから、このあたりにも精神的に追い込(こ)まれて尋常(じんじょう)でない様子がうかがえる、というのです。
しかし、浅野が精神的に追い込まれていたにせよ、家臣の大石ならば何らかの事実を知っているはずではないでしょうか。何しろ大石は吉良邸(てい)への討ち入りの際に「浅野内匠頭家来口上書(けらいこうじょうしょ)」を書き残しているのですから。
ところが、その口上には「浅野が吉良を討とうとした理由」が何も書かれていないのです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんにちは!
Σヽ( ゚д゚)ノ ワッ!!
忘れてました(((( ;゚д゚))))アワワワワ
お誕生日、おめでとうございます


これからは実年齢はプラスされても、
精神年齢はマイナス方向でいきたいですね(^^)v
所で、精神的な病が絡む事件は
厄介ですよね・・。本人の意志ではなく
すべて病のせいにされてしまうのも
実際に危害を加えられた者の立場からすれば、
憤りを感じますね。(T_T)
応援凸
HAPPY☆BIRTHDAY
クラチー お誕生日おめでとうございま~す!
おお…現在の自分の2倍…!
これからも講演頑張ってください!
(*゚д゚*)
浅野くんの性格論のところですか。
鬱病は今だから有名ですが、
当時は鬱について詳しくなさそうですね。
誰かケアしてあげなよ~。
。゚(゚´Д`゚)゚。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 有難うございますm(_ _)m
精神年齢のマイナス方向、良いですね。マイナス過ぎて子供にならないようにしなければ(爆)。
精神面での病気は仰るとおり、本人のみならず周囲を不幸に巻き込んでしまうところが確かに厄介ですね。
クラチーさんへ
黒田裕樹 倍ですか(^^ゞ
自分も随分歳をとったものです。
鬱に対するケアが理解され出したのは最近のことですからね。
江戸時代の頃はとてもそんな状況ではなかったでしょう…。
あっという間に五十ですよ。
晴雨堂ミカエル おめでとうございます。また一年、生き延びましょうぞ。
四十の半ばにきたら五十はすぐそこです。私が四十になった時は、意外に若い、まだまだ青春や、と思ったものですが、あっという間に四十七、半年前から五十肩に悩まされています。
忙しさにかまけて身体のケアを怠ると、一気に老化が襲ってきますから、気をつけてください。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 お祝いと励ましのお言葉有難うございます。
確かに身体のケアは重要ですね。一昨年末にヘルニアを発症してからは特に気を付けております。
誕生日おめでとうございます。
鹿児島のタク 44歳の誕生日おめでとうございます。
四捨五入すると,最後の40台の誕生日ですよ。来年は45歳…四捨五入すると50歳ですから…。(笑)
実は,私が45歳で,四捨五入すると50歳になりました。昔から言うでしょう。「人間50年 化天の内を比ぶれば…」(敦盛)
信長は49歳で「死」…私には,あと4年しか残っていないのかなと思ってしまいます。(泣)
さてさて,「精神的なプレッシャー⇒ある種の“精神疾患”説」ですね。
ここまで来ると,難しいですね。どうしても,今のところ私の中では,“想像”の域を大きくでないです。それを裏らづける資料出てくることが楽しみです。
でも,新しい史料等が出てくると,また,歴史が明らかにされる…。それを,また楽しみにしています。
結局また,その説もひっくり返されるのでしょうけれども…。
鹿児島のタクさんへ
黒田裕樹 お祝いのお言葉有難うございます。
現代は長生きが当たり前ですのでもっと頑張りたいですね(笑)。
確かに歴史は新資料の発見によって定説が覆されることがよくあります。
それはそれで結構なことなのですが、肝心な「何か」を意識して忘れさせることはプロパガンダにつながり、危険なことでもあるのです。
Σヽ( ゚д゚)ノ ワッ!!
忘れてました(((( ;゚д゚))))アワワワワ
お誕生日、おめでとうございます


これからは実年齢はプラスされても、
精神年齢はマイナス方向でいきたいですね(^^)v
所で、精神的な病が絡む事件は
厄介ですよね・・。本人の意志ではなく
すべて病のせいにされてしまうのも
実際に危害を加えられた者の立場からすれば、
憤りを感じますね。(T_T)
応援凸
おお…現在の自分の2倍…!
これからも講演頑張ってください!
(*゚д゚*)
浅野くんの性格論のところですか。
鬱病は今だから有名ですが、
当時は鬱について詳しくなさそうですね。
誰かケアしてあげなよ~。
。゚(゚´Д`゚)゚。
精神年齢のマイナス方向、良いですね。マイナス過ぎて子供にならないようにしなければ(爆)。
精神面での病気は仰るとおり、本人のみならず周囲を不幸に巻き込んでしまうところが確かに厄介ですね。
自分も随分歳をとったものです。
鬱に対するケアが理解され出したのは最近のことですからね。
江戸時代の頃はとてもそんな状況ではなかったでしょう…。
四十の半ばにきたら五十はすぐそこです。私が四十になった時は、意外に若い、まだまだ青春や、と思ったものですが、あっという間に四十七、半年前から五十肩に悩まされています。
忙しさにかまけて身体のケアを怠ると、一気に老化が襲ってきますから、気をつけてください。
確かに身体のケアは重要ですね。一昨年末にヘルニアを発症してからは特に気を付けております。
四捨五入すると,最後の40台の誕生日ですよ。来年は45歳…四捨五入すると50歳ですから…。(笑)
実は,私が45歳で,四捨五入すると50歳になりました。昔から言うでしょう。「人間50年 化天の内を比ぶれば…」(敦盛)
信長は49歳で「死」…私には,あと4年しか残っていないのかなと思ってしまいます。(泣)
さてさて,「精神的なプレッシャー⇒ある種の“精神疾患”説」ですね。
ここまで来ると,難しいですね。どうしても,今のところ私の中では,“想像”の域を大きくでないです。それを裏らづける資料出てくることが楽しみです。
でも,新しい史料等が出てくると,また,歴史が明らかにされる…。それを,また楽しみにしています。
結局また,その説もひっくり返されるのでしょうけれども…。
現代は長生きが当たり前ですのでもっと頑張りたいですね(笑)。
確かに歴史は新資料の発見によって定説が覆されることがよくあります。
それはそれで結構なことなのですが、肝心な「何か」を意識して忘れさせることはプロパガンダにつながり、危険なことでもあるのです。