もちろんそれは正解ではありません。明治憲法によって示された立憲君主制は、皇室をいただく我が国の伝統的な政治文化と、西洋を起源とする国家の基本法である憲法を中心とする政治体制とを調和させただけなのです。
神話の時代をさかのぼれば2670年以上も前から我が国にご存在され続けておられる歴代の天皇の皆様(みなさま)におかれましては、古代にこそ政治の実権をお持ちになられた方もおられましたが、時代が下るにつれ幕府の誕生などによって天皇お自らが権力を行使されることはなくなり、時の権力者をして天皇の権威によって政治を行わせしめる手法(しゅほう)が定着しました。
すなわち、我が国では「天皇は政治的責任を持たない」という形式が伝統であったところへ、西洋の政治体制の根幹(こんかん)をなす基本法として成文化(せいぶんか)されたのが明治憲法であり、これは我が国が得意とする「他の文化を我が国に根差した伝統と融合(ゆうごう)させて独自(どくじ)の新たな文化をつくりだす」という流れに沿(そ)ったものでした。
ただ、このようにして完成した明治憲法ではありましたが、そもそも法律であったがゆえにその内容には道徳(どうとく)に関する規定がありませんでした。折しも憲法制定当時は急激(きゅうげき)な近代化によって我が国の歴史や伝統が軽視(けいし)される傾向(けいこう)にあり、そのことを深く憂慮(ゆうりょ)された明治天皇は、大日本帝国憲法と並んで日本人の精神の拠(よ)り所(どころ)となった教育勅語(きょういくちょくご)を発表されるご決意をなさったのです。
※以下のニコニコ動画は平成24年12月10日更新分「明治天皇と立憲君主制 その1」~今回更新分「明治天皇と立憲君主制 その6」をまとめて映像化したものです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち おはようございます!
確かに、新鮮な空気を入れる事となると
国内の様相はたちまち、外からの色に染まって
行きますが、それまで長年培われて来た大切なものまで失われてしまう危険がありますものね。
変わって貰いたい所はどんどん変化を求めても、変わらないで貰いたい部分はしっかりと伝承していかなければ、風化するばかりですものね。
しっかりとした法の元ではそれになりに自由を謳歌出来ますが、法律が無い世の中は
返って不自由に感じるものです。
そういう意味では、明治天皇の教育勅語という決断は現代も見習うべき素晴らしい提案だったのだと思いました。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
教育勅語の意義については次回(16日)からの更新で明らかにしていきますのでよろしくお願いいたします。
教育勅語を失った現代
- 黒田先生
こんばんは
青田です。
明治時代の人間は、現代よりもはるかに
貧しく、困難がありました。
それなのに、現代人は
・ うつ病100万人。
・ 自殺者数毎年3万人。
・ 幼児虐待数の増加。
があります。明治時代よりも、はるかに豊かで
はるかに便利になっているのに。。。
これは、私は、GHQが、日本人の精神性を壊すために教育勅語を廃止したことが大きいと思います。
アメリカの目論見通り
豊かなのに、ストレスに弱い日本人が出来上がったわけですから、
そう考えると、新政権がどんな政策を立てようと
世の中に順風満帆はなく、山あり、谷ありなので、教育勅語を復活させないと、このまま
ストレスに弱い日本人だと乗り越えられませんね。
青田さんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
教育勅語の復活が堂々と叫ばれる体制に持っていくには国民の熱意はもちろん、政治的な力も大きいと思われます。
確かに、新鮮な空気を入れる事となると
国内の様相はたちまち、外からの色に染まって
行きますが、それまで長年培われて来た大切なものまで失われてしまう危険がありますものね。
変わって貰いたい所はどんどん変化を求めても、変わらないで貰いたい部分はしっかりと伝承していかなければ、風化するばかりですものね。
しっかりとした法の元ではそれになりに自由を謳歌出来ますが、法律が無い世の中は
返って不自由に感じるものです。
そういう意味では、明治天皇の教育勅語という決断は現代も見習うべき素晴らしい提案だったのだと思いました。
応援凸
教育勅語の意義については次回(16日)からの更新で明らかにしていきますのでよろしくお願いいたします。
こんばんは
青田です。
明治時代の人間は、現代よりもはるかに
貧しく、困難がありました。
それなのに、現代人は
・ うつ病100万人。
・ 自殺者数毎年3万人。
・ 幼児虐待数の増加。
があります。明治時代よりも、はるかに豊かで
はるかに便利になっているのに。。。
これは、私は、GHQが、日本人の精神性を壊すために教育勅語を廃止したことが大きいと思います。
アメリカの目論見通り
豊かなのに、ストレスに弱い日本人が出来上がったわけですから、
そう考えると、新政権がどんな政策を立てようと
世の中に順風満帆はなく、山あり、谷ありなので、教育勅語を復活させないと、このまま
ストレスに弱い日本人だと乗り越えられませんね。
教育勅語の復活が堂々と叫ばれる体制に持っていくには国民の熱意はもちろん、政治的な力も大きいと思われます。