例えば第2条では「篤(あつ)く三宝(さんぼう)を敬(うやま)え」として仏教への信仰(しんこう)を説いています。なお、三宝とは仏・法理(ほうり)・僧侶(そうりょ)のことで、仏教の三つの宝物(ほうもつ)とされています。
また第3条では「天皇の命令には必ず従(したが)いなさい」と天皇への忠誠を説くなど儒教(じゅきょう)の道徳思想に基(もと)づく心構(こころがま)えを示している条文もいくつか存在しており、中には第8条のように「役人は朝早く出仕(しゅっし)して、遅(おそ)くなってから退出(たいしゅつ)しなさい」という細かいものまであります。
憲法十七条は政務(せいむ)をとる者に対して和の尊重だけではなく、仏教への信仰や天皇への忠誠など様々な心構えを説くことで役人としての自覚をうながす内容となっています。
それらはもちろん重要なことなのですが、憲法十七条が素晴らしいのはそれだけではありません。実は憲法で定められた内容には、聖徳太子が蘇我氏などの豪族に対して巧妙(こうみょう)に仕掛(しか)けた罠(わな)が含まれているのです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち おはようございます!
憲法の内容に罠ですか(゚д゚)!
これまでその様な観点で憲法を考えた事がありませんでしたので、どんな罠が隠されていたのか
興味があります!
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 ハイ、罠です(^^ゞ
実は条文の中に隠されています。どのような内容かは次回の更新をご期待ください!
憲法の内容に罠ですか(゚д゚)!
これまでその様な観点で憲法を考えた事がありませんでしたので、どんな罠が隠されていたのか
興味があります!
応援凸
実は条文の中に隠されています。どのような内容かは次回の更新をご期待ください!