しかも、権力を失った幕府に曲がりなりにも「権威」が残っていたため、将軍は時の権力者の「傀儡」として利用されるだけ利用され、逆(さか)らったり不要となったりすればたちまち「使い捨て」として処分されるという悲哀(ひあい)を味わうようになってしまったのです。
初期の対応を誤(あやま)れば、それこそ何百年も失敗を重ねることになる―。室町幕府の存在は後世(こうせい)の人間にとてつもなく大きな「教訓」を示してくれたことになりますが、歴史の大きな流れは、その教訓を徹底(てってい)して活用することで逆に260年以上もの長い間政権を担当(たんとう)し続けた「ある組織(そしき)」をこの世に送り出しました。
その組織とはもちろん、徳川家康(とくがわいえやす)が創設した江戸幕府(えどばくふ)のことです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
青田です。 黒田先生
こんばんは
青田です。
ここで、思う事は、
江戸幕府が当たり前の標準として、
(時代劇を見慣れていて。。)
つい考えてしまいますが、
江戸幕府が、世界史レベルでも、驚異で、特別だったと思います。
というのも、世界の国で、260年間、国内で戦争らしい戦争が、起こらない政治組織というのは
ほとんど奇跡です。
しかも、江戸幕府の15代将軍で、暗殺された将軍は、一人もいません。
実際、江戸時代の260年間の間にヨーロッパでは、革命が起こり、アメリカも独立戦争を起こしています。
そう考えると、鎌倉幕府のように源氏の直系が三代で終わり(暗殺)、宮将軍を迎えたり、
室町幕府のように将軍が暗殺されて、内乱が起こるのが世界常識のような気がします。
余談ですが、やはり、こういう芸当は、徳川家康でしか出来ないことだったんでしょうね。
(私の大嫌いな血も涙もなく、人の心もない徳川家康でしか。。。)(●^o^●)
青田さんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
家康の平和のための非道(?)ぶりについては、次回(24日)以後の更新で明らかにしていきます。
ぴーち おはようございます!
バブル期の好景気の最中に倒産した近くのある会社が
ありましたが、その理由が社長の社員に対する気前の良さ故に社員に食い倒されてしまったと聞いた話を思い出しました。確かにその時期、少し働いただけでお金がどんどんと懐に入って来た今では夢の様な時代でもありましたが、その勢いに任せて全て使い果たしてしまった様です。
組織を束ねる役目のものは、確かに度量の広さや、優しさはある程度必要かも知れませんが、気前の良さだけは必要最低限に留めておくべきことだと改めて思いますね。(^_^;)
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 なるほど、バブル期の倒産には仰るような一面があったんですね。
気前の良さは他人には魅力的ですが、何の計算もなくやってしまうようでは先が見えていますね。
こんばんは
青田です。
ここで、思う事は、
江戸幕府が当たり前の標準として、
(時代劇を見慣れていて。。)
つい考えてしまいますが、
江戸幕府が、世界史レベルでも、驚異で、特別だったと思います。
というのも、世界の国で、260年間、国内で戦争らしい戦争が、起こらない政治組織というのは
ほとんど奇跡です。
しかも、江戸幕府の15代将軍で、暗殺された将軍は、一人もいません。
実際、江戸時代の260年間の間にヨーロッパでは、革命が起こり、アメリカも独立戦争を起こしています。
そう考えると、鎌倉幕府のように源氏の直系が三代で終わり(暗殺)、宮将軍を迎えたり、
室町幕府のように将軍が暗殺されて、内乱が起こるのが世界常識のような気がします。
余談ですが、やはり、こういう芸当は、徳川家康でしか出来ないことだったんでしょうね。
(私の大嫌いな血も涙もなく、人の心もない徳川家康でしか。。。)(●^o^●)
家康の平和のための非道(?)ぶりについては、次回(24日)以後の更新で明らかにしていきます。
バブル期の好景気の最中に倒産した近くのある会社が
ありましたが、その理由が社長の社員に対する気前の良さ故に社員に食い倒されてしまったと聞いた話を思い出しました。確かにその時期、少し働いただけでお金がどんどんと懐に入って来た今では夢の様な時代でもありましたが、その勢いに任せて全て使い果たしてしまった様です。
組織を束ねる役目のものは、確かに度量の広さや、優しさはある程度必要かも知れませんが、気前の良さだけは必要最低限に留めておくべきことだと改めて思いますね。(^_^;)
応援凸
気前の良さは他人には魅力的ですが、何の計算もなくやってしまうようでは先が見えていますね。