つまり、民族の風俗や服装、官制や年号に至るまで、すべてを中国風に改めたのです。そこには独立国としての面影が全く存在しませんでした。しかし、「中国のコピー」となることがどれだけ屈辱的であろうが、国が滅びては意味がありません。まさになりふりかまわぬ究極の政策といえました。
こうして唐と同盟を結んだ新羅は、やがて反撃に転じました。660年には唐と共同で百済を攻め、首都を落とされた百済は滅亡してしまいました。
百済の遺臣(いしん)たちの多くは、かねてから同盟を結んでいた我が国に逃れ、百済の復興を訴えました。彼らに同意した朝廷は、翌年の661年に斉明天皇ご自身が先頭となって軍勢を率いて、百済救済のために九州へ向けて出発しました。
しかし、斉明天皇は九州から動けぬまま、病のためにその年の夏に68歳で崩御されました。斉明天皇の崩御後は、中大兄皇子が即位しないままで政治を行いました。これを称制(しょうせい)といいます。



いつも有難うございます。
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さすらい こんにちは。
朝鮮半島の紆余曲折は
現代にも受け継がれてますよね。
新羅もまた生きる術があったりなかったり
やはり「歴史」という「目に見えない神様」の
「お戯れ」だと思いますねえ(笑)
それならば新羅は
ずっと唐に服従していればいいものを
統一の後は結局滅亡の道なんですから
この時代も「政治は一寸先は闇」
ということでしょうかね(笑)
応援♪
ぴーち こんばんは!
あれれ・・
>新羅は「唐の属国」であることをアピールするために、自国の文化をかなぐり捨て、唐のマネをすることを始めました。
これはどこぞの国に似ているように思えるのは私だけでしょうか?
戦後、無条件降伏し、アメリカのマネをし、属国であることをアピール・・・・
では、では応援凸
また、お邪魔します^^
さすらいさんへ
黒田裕樹 > 朝鮮半島の紆余曲折は
> 現代にも受け継がれてますよね。
> 新羅もまた生きる術があったりなかったり
> やはり「歴史」という「目に見えない神様」の
> 「お戯れ」だと思いますねえ(笑)
新羅の生き筋は「面従腹背」だったということですね。
これも歴史の残酷な結果です。
「腹背」がバレた後の新羅がどうなっていくのかが今後の見ものになりそうですね。
応援有難うございます!
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > あれれ・・
> >新羅は「唐の属国」であることをアピールするために、自国の文化をかなぐり捨て、唐のマネをすることを始めました。
>
> これはどこぞの国に似ているように思えるのは私だけでしょうか?
> 戦後、無条件降伏し、アメリカのマネをし、属国であることをアピール・・・・
う~ん、鋭いですねぇ。戦後の我が国にも残念ながら当てはまるのかもしれません。
だとすれば、属国から脱出するにはどうすればいいのでしょうか…。次回の総選挙がカギを握るかもしれませんね。
応援有難うございます!
じらせますね~
オバrev えっ、母である斉明天皇が崩御されたのに即位しないんですか。じゃあフィクサーとして影で政治を動かすの?
しかしじらせますが、私がこの時代に覚えている唯一の天皇、、天のつく天皇がもうじき登場しますよね。名前はすごいかっこいい!
オバrevさんへ
黒田裕樹 > えっ、母である斉明天皇が崩御されたのに即位しないんですか。じゃあフィクサーとして影で政治を動かすの?
中大兄皇子が大化の改新以来、なかなか即位しなかったのは日本史最大の謎のひとつですね。「天皇」として即位してしまうと、改新が失敗した際に逃げ場がなくなるから、という説がありますが、決定的なものとは思えません。
> しかしじらせますが、私がこの時代に覚えている唯一の天皇、、天のつく天皇がもうじき登場しますよね。名前はすごいかっこいい!
天…全員「天」の字がつきますが(笑)。
スミマセン、冗談です。「兄」と「弟」がいますが、おそらく金曜日か、もう少し先か…。
よろしく
徐得恩 はじめまして!
私は台湾人です。たまにこのブログを見て、とてもうれしかったから、先生の文章を中国語に訳し始めています。
よろしいなら、私のブログにご覧になりますか?
徐得恩さんへ
黒田裕樹 私のブログへようこそ!
徐得恩さんのブログは、台湾語で私は読めませんが、お役に立てれば私もうれしいです。
またぜひ来てください。
朝鮮半島の紆余曲折は
現代にも受け継がれてますよね。
新羅もまた生きる術があったりなかったり
やはり「歴史」という「目に見えない神様」の
「お戯れ」だと思いますねえ(笑)
それならば新羅は
ずっと唐に服従していればいいものを
統一の後は結局滅亡の道なんですから
この時代も「政治は一寸先は闇」
ということでしょうかね(笑)
応援♪
あれれ・・
>新羅は「唐の属国」であることをアピールするために、自国の文化をかなぐり捨て、唐のマネをすることを始めました。
これはどこぞの国に似ているように思えるのは私だけでしょうか?
戦後、無条件降伏し、アメリカのマネをし、属国であることをアピール・・・・
では、では応援凸
また、お邪魔します^^
> 現代にも受け継がれてますよね。
> 新羅もまた生きる術があったりなかったり
> やはり「歴史」という「目に見えない神様」の
> 「お戯れ」だと思いますねえ(笑)
新羅の生き筋は「面従腹背」だったということですね。
これも歴史の残酷な結果です。
「腹背」がバレた後の新羅がどうなっていくのかが今後の見ものになりそうですね。
応援有難うございます!
> >新羅は「唐の属国」であることをアピールするために、自国の文化をかなぐり捨て、唐のマネをすることを始めました。
>
> これはどこぞの国に似ているように思えるのは私だけでしょうか?
> 戦後、無条件降伏し、アメリカのマネをし、属国であることをアピール・・・・
う~ん、鋭いですねぇ。戦後の我が国にも残念ながら当てはまるのかもしれません。
だとすれば、属国から脱出するにはどうすればいいのでしょうか…。次回の総選挙がカギを握るかもしれませんね。
応援有難うございます!
しかしじらせますが、私がこの時代に覚えている唯一の天皇、、天のつく天皇がもうじき登場しますよね。名前はすごいかっこいい!
中大兄皇子が大化の改新以来、なかなか即位しなかったのは日本史最大の謎のひとつですね。「天皇」として即位してしまうと、改新が失敗した際に逃げ場がなくなるから、という説がありますが、決定的なものとは思えません。
> しかしじらせますが、私がこの時代に覚えている唯一の天皇、、天のつく天皇がもうじき登場しますよね。名前はすごいかっこいい!
天…全員「天」の字がつきますが(笑)。
スミマセン、冗談です。「兄」と「弟」がいますが、おそらく金曜日か、もう少し先か…。
私は台湾人です。たまにこのブログを見て、とてもうれしかったから、先生の文章を中国語に訳し始めています。
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徐得恩さんのブログは、台湾語で私は読めませんが、お役に立てれば私もうれしいです。
またぜひ来てください。