「祗園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常(しょぎょうむじょう)の響きあり。娑羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらはす。おごれる人も久しからず、唯(ただ)春の夜の夢のごとし。たけき者も遂(つい)には滅(ほろ)びぬ、偏(ひとえ)に風の前の塵(ちり)に同じ」。
以上は鎌倉時代(かまくらじだい)に成立したと考えられている「平家物語(へいけものがたり)」の有名な冒頭(ぼうとう)部分ですね。平家の栄華(えいが)と没落(ぼつらく)とを描(えが)いた軍記物(ぐんきもの)として有名です。
それにしても、あれだけの権勢(けんせい)を誇(ほこ)った平家が、なぜあっけなく滅亡(めつぼう)してしまったのでしょうか。その理由を考える際、私たちは平家物語の冒頭のように「どんなに大きな権力を持っていても、いつかは必ず滅びるものである」という世の中の道理を思い浮(う)かべることが多いです。
しかし、現実にはそんな生易(なまやさ)しいものではなく、物語の世界だけでは語りつくすことのできない、武家政権の「開拓者(かいたくしゃ)」であるがゆえの「悲劇(ひげき)」があったことを皆さんはご存知でしょうか。
今回の講座では今年(平成24年)のNHK大河ドラマで取り上げられる「平清盛(たいらのきよもり)」を含(ふく)めた平家にまつわる数々の逸話(いつわ)や真実について研究することによって、平家の栄枯盛衰(えいこせいすい)について探(さぐ)っていきたいと思います。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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青田です。 黒田先生
こんにちは
青田です。
平清盛は、若い時から、大活躍して
64歳で死にました。
当時の64歳ですから、今でいうと天寿全うですね。
私は、彼の人生そのものは、完全燃焼で、素晴らしいものだったと思います。
たとえ、その後の平家が、滅んだとしても。。
オバrev 歴史はきれい事では動かないですよね。
平家栄華盛衰の真実にどこまで迫れるか!期待しています(^O^)
19万HITおめでとうございます!
ぴーち おはようございます!
いよいよ20万にあと一歩!王手が掛かりましたね♪
頑張ってください!
冒頭の平家物語は歴史ばかりではなく
国語の授業でも暗唱させられた記憶があります♪
風の前の塵に同じ・・考えてみれば
栄耀栄華を極めた平家の時代も滅びれば、ただの塵と同じなんて・・
思い切った表現ですよね(^^ゞ哀れさを強調した表現力も素晴らしいと思います。
とは言え、平家の本当の所は全く存じておりませんので、勉強させてくださいね^^
応援凸
青田さんへ
黒田裕樹 仰るとおり、清盛公の人生そのものはケチのつけようがありません。
ただ、惜しむらくは…これからの更新で探っていきたいと思います。
オバrevさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、綺麗事では何の解決にもなりません。
当講座ならではの切り口で平家に迫りたいと思いますので、ご期待下さい!
ぴーちさんへ
黒田裕樹 有難うございます。20万HITなんて当初は考えたこともなかったですが、近づいてくるとやはりうれしいですね(^^♪
仰るとおり、平家物語は古文の授業でも必ず学びますね。
しかしながら、現実の世界ではそう簡単に割り切れるものではありません。
今回の講座でしっかりと見極めたいと思います。
将門さまの…
大仏堂 難しく考えれば、平家は在地に勢力基盤を持っておらず、朝廷、当時の朝廷の氏の長者である後白河法皇と対立した瞬間から没落が始まったともいえますが、オカルトマニアならば、この時代に将門さまの敵平貞盛、俵の藤太、源経基の主要な系統が滅んでます。しかもそこに関わっているのが、将門さまの後継者のような源頼朝だったという事実。ちなみに清盛一門は貞盛直系の子孫。奥州藤原氏は俵の藤太の子孫。源氏は3代で系統が絶えている。なんらかの意思を感じます。
大仏堂さんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
なるほど、仰るような一面は確かに感じられますね。
怨霊の世界は我が国では決して無視できないと思います。
こんにちは
青田です。
平清盛は、若い時から、大活躍して
64歳で死にました。
当時の64歳ですから、今でいうと天寿全うですね。
私は、彼の人生そのものは、完全燃焼で、素晴らしいものだったと思います。
たとえ、その後の平家が、滅んだとしても。。
平家栄華盛衰の真実にどこまで迫れるか!期待しています(^O^)
いよいよ20万にあと一歩!王手が掛かりましたね♪
頑張ってください!
冒頭の平家物語は歴史ばかりではなく
国語の授業でも暗唱させられた記憶があります♪
風の前の塵に同じ・・考えてみれば
栄耀栄華を極めた平家の時代も滅びれば、ただの塵と同じなんて・・
思い切った表現ですよね(^^ゞ哀れさを強調した表現力も素晴らしいと思います。
とは言え、平家の本当の所は全く存じておりませんので、勉強させてくださいね^^
応援凸
ただ、惜しむらくは…これからの更新で探っていきたいと思います。
当講座ならではの切り口で平家に迫りたいと思いますので、ご期待下さい!
仰るとおり、平家物語は古文の授業でも必ず学びますね。
しかしながら、現実の世界ではそう簡単に割り切れるものではありません。
今回の講座でしっかりと見極めたいと思います。
なるほど、仰るような一面は確かに感じられますね。
怨霊の世界は我が国では決して無視できないと思います。