イギリスが持ち込んだインド産のアヘンはたちまち清に広がり、あっという間にイギリスの茶の輸入量を上回ったことで、輸出の不足分を銀で支払わざるを得ず、逆に清が国内の銀不足に悩まされるようになりました。
困った清はアヘンの輸入を禁止しましたが、アヘンの持つ常習性の悲しさか、イギリス商人によるアヘンの密輸(みつゆ)が続けられたので、業(ごう)を煮(に)やした清はイギリスに対してアヘン輸入の厳禁(げんきん)を宣言し、イギリス商人からアヘンを没収(ぼっしゅう)して大量に処分しました。
清からすれば自国の経済や国民の健康を守るためのやむを得ない処置(しょち)だったのですが、イギリスは清の行為を暴挙(ぼうきょ)とみなし、これを口実(こうじつ)にインドで編成(へんせい)した軍隊を送って清と戦争を始めました。
1840年に始まったこの戦争は、アヘン戦争と呼ばれています。




いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
オバrev 自国の利益のために、言いがかりをつけて攻めこむ事を是とする、というのはアングロサクソンの元々もっている習性なのか、今もやってることは結局変わらないように思います(;・∀・)
それは、歴史的な事や狩猟民族であることが影響してるんでしょうか?
オバrevさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、基本的に変わってないですよね。狩猟民族の習性なのか、いずれにせよやり方が汚いです。
思えば、第二次大戦における我が国も同じような目にあっているような…。
薬物、ダメ絶対
クラチー あ、このころの中国は、
林則徐さんと道光帝さんですね。
ああ…その後の未来がわかっているため、
フォローの使用がない…。
…あっ!?このころの英国って、
確かヴィクトリア女王様じゃない!
ううう、誕生日が同じ人物の汚点…。
ますますフォローしようがない…。
(T。T)
クラチーさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、歴史上動かしようもない事実はどうしようもないですね…(´・ω・`)
だからこそ、私たちは正しい歴史から多くを学ばないといけません。
「狩猟民族の習性なのか、いずれにせよやり方が汚いです。」について
EgloffMeiko 黒田先生、こんにちは!
私は白人社会でくらし始めて来年で20年になります。先生に対して失礼なものいいですが(ごめんなさい!)「狩猟民族の習性」とは違うと思います。
白人の「悪知恵」には本当に感心してしまいます。そこで、私は考えました。
*人が頭を使う時はどういう時だろう。
困った時です。
ということは白人は困っていた。
白人は何に困っていたのだろうか。
毎日の食べ物に困っていた。
白人は貧乏だった。
*白人はなぜ色が白いのだろうか。
日照時間が少ないところに住んでいるから。
日照時間が少なくかつ寒いと、作物が育ちにくい。
かつ、西洋の土地はやせている。
食べ物に不自由していた。
どこからか、食べるものを持ってこなければならない。
頭を使って武器を作ろう!
*寒~い。
野宿をすれば、凍死する。
住居と暖房がないと死ぬ。
住居と暖房にはお金がかかる。
お金が無い。
どこからか、お金になるものを持ってこなければならない。
頭を使って武器を作ろう!
*生き延びるのは大変だ。
でも、良い暮らしはしたい。
でも、汗水たらして仕事をするのは嫌だ。
他民族(有色人種)に嫌な仕事をさせればいい。
頭を使って武器を作ろう!
*冬は暗い。北欧は白夜になる。
気持ちまで暗くなる。
よ~し!あの太陽をこっちに向かせてやろう。
自然を人間様がコントロールすればいいのだ。
人間は自然よりも偉大だ。
頭を使って自然を屈服させよう!
まあ、こんなことを私は考えたわけです。そのうちに、「白人奴隷」が存在したことを知りました。奴隷制度は白人が思いついた制度だと思っていましたが、その前に白人自身が奴隷だったんですね!
*「驕れる白人と闘うための日本近代史」
ドイツ語原著 松原久子(元スタンフォード大学 特別研究員 現在カリフォルニア州に在住)
田中敏 訳 2005年 出版
第9章 高潔な動機 「白人奴隷」を商品にしたヨーロッパの海外進出
ここに詳しく書かれています。
かつて白人は貧しかったわけです。そこで気が付いたことですが、、、
よく考えてみると、世界四大文明「インダス、メソポタミア、エジプト、黄河」はすべて有色人種から生まれています。文明を生むためには「余裕」が必要です。食べるのにやっとという状況では「文明、文化」どころではありません。
私たちは白人様は初めっから「お金持ち」というイメージを持っていますが、そうではなかったのですね。ということは、、、「産業革命」という時点で白人が満塁ホームランをぶっ飛ばして「逆転」を果たしたということでしょうか?白人様は大変困っていた(おなかを空かせていた)ので、頭を使ってホームランをぶっ飛ばしたわけです。
長文になってしまいました。お忙しいところ、ごめんなさい!
EgloffMeikoさんへ
黒田裕樹 なるほど、詳しいご教授有難うございます。
かつての関係が逆転したというわけですか。
だとすれば、再逆転まではできずとも(現在の国際関係が許さないでしょうし)、せめてイーブンには持っていきたいものですね。
それは、歴史的な事や狩猟民族であることが影響してるんでしょうか?
思えば、第二次大戦における我が国も同じような目にあっているような…。
林則徐さんと道光帝さんですね。
ああ…その後の未来がわかっているため、
フォローの使用がない…。
…あっ!?このころの英国って、
確かヴィクトリア女王様じゃない!
ううう、誕生日が同じ人物の汚点…。
ますますフォローしようがない…。
(T。T)
だからこそ、私たちは正しい歴史から多くを学ばないといけません。
私は白人社会でくらし始めて来年で20年になります。先生に対して失礼なものいいですが(ごめんなさい!)「狩猟民族の習性」とは違うと思います。
白人の「悪知恵」には本当に感心してしまいます。そこで、私は考えました。
*人が頭を使う時はどういう時だろう。
困った時です。
ということは白人は困っていた。
白人は何に困っていたのだろうか。
毎日の食べ物に困っていた。
白人は貧乏だった。
*白人はなぜ色が白いのだろうか。
日照時間が少ないところに住んでいるから。
日照時間が少なくかつ寒いと、作物が育ちにくい。
かつ、西洋の土地はやせている。
食べ物に不自由していた。
どこからか、食べるものを持ってこなければならない。
頭を使って武器を作ろう!
*寒~い。
野宿をすれば、凍死する。
住居と暖房がないと死ぬ。
住居と暖房にはお金がかかる。
お金が無い。
どこからか、お金になるものを持ってこなければならない。
頭を使って武器を作ろう!
*生き延びるのは大変だ。
でも、良い暮らしはしたい。
でも、汗水たらして仕事をするのは嫌だ。
他民族(有色人種)に嫌な仕事をさせればいい。
頭を使って武器を作ろう!
*冬は暗い。北欧は白夜になる。
気持ちまで暗くなる。
よ~し!あの太陽をこっちに向かせてやろう。
自然を人間様がコントロールすればいいのだ。
人間は自然よりも偉大だ。
頭を使って自然を屈服させよう!
まあ、こんなことを私は考えたわけです。そのうちに、「白人奴隷」が存在したことを知りました。奴隷制度は白人が思いついた制度だと思っていましたが、その前に白人自身が奴隷だったんですね!
*「驕れる白人と闘うための日本近代史」
ドイツ語原著 松原久子(元スタンフォード大学 特別研究員 現在カリフォルニア州に在住)
田中敏 訳 2005年 出版
第9章 高潔な動機 「白人奴隷」を商品にしたヨーロッパの海外進出
ここに詳しく書かれています。
かつて白人は貧しかったわけです。そこで気が付いたことですが、、、
よく考えてみると、世界四大文明「インダス、メソポタミア、エジプト、黄河」はすべて有色人種から生まれています。文明を生むためには「余裕」が必要です。食べるのにやっとという状況では「文明、文化」どころではありません。
私たちは白人様は初めっから「お金持ち」というイメージを持っていますが、そうではなかったのですね。ということは、、、「産業革命」という時点で白人が満塁ホームランをぶっ飛ばして「逆転」を果たしたということでしょうか?白人様は大変困っていた(おなかを空かせていた)ので、頭を使ってホームランをぶっ飛ばしたわけです。
長文になってしまいました。お忙しいところ、ごめんなさい!
かつての関係が逆転したというわけですか。
だとすれば、再逆転まではできずとも(現在の国際関係が許さないでしょうし)、せめてイーブンには持っていきたいものですね。