その後、浄瑠璃は人形操(あやつ)りから分離(ぶんり)した一中節(いっちゅうぶし)や常盤津節(ときわづぶし)・清元節(きよもとぶし)・新内節(しんないぶし)などの座敷(ざしき)で唄(うた)われた唄浄瑠璃(うたじょうるり)が盛んになりました。
浄瑠璃に代わって18世紀後半から江戸を中心に大流行となった歌舞伎では、七代目市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)などの歌舞伎役者によって数々の名作が演じられました。
例えば、文政期には鶴屋南北(つるやなんぼく)が東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)などの怪談物を完成させたり、幕末(ばくまつ)には河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)が盗賊(とうぞく)を主人公にした白浪物(しらなみもの)を残したりしました。この他、先述した義経千本桜や仮名手本忠臣蔵も歌舞伎として上演されています。
歌舞伎の劇場(げきじょう)ではせり上げや廻(まわ)り舞台など様々な工夫を凝(こ)らして豪華(ごうか)な演出を見せましたが、その派手(はで)さが仇(あだ)となり、やがて天保の改革で厳しい規制を受けることになってしまいました。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)




いつも有難うございます。
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晴雨堂ミカエル けっこう小悪党だったらしいですね。伊右衛門は自分がモデルだったとか。
ぴーち こんにちは!
前記事では失礼致しましたm(__)m
訂正くださり感謝致します^^
歌舞伎は今でも人々の娯楽として
脈々と受け継がれていますね^^
やはりいつの時代も、余り過激になりすぎたり、
派手になり過ぎると、批判の対象になってしまうものなんですね(^^ゞ
応援凸
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 芸術家など一芸に秀でている人物は、一般の常識とは異なる考えを持つことが多いらしいですからね。鶴屋南北も例外ではなかったということでしょうか。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 歌舞伎の隆盛は現代につながっていますね。ただ、派手すぎると叩かれるのはいつの世も同じなのでしょうか…。
> 前記事では失礼致しましたm(__)m
> 訂正くださり感謝致します^^
いえいえ、私も間違えることがありますし、お互い様ですよ。
ケレン
ろっぽん 派手な宙釣りや仕掛けはケレンといって
私が舞台監督の時代によく子ども芝居で多様しました。基本の舞台装置の仕様は現代でも使われています。それはニューヨークのミュウジカルでも採用される世界標準で結構高度な技術で日本が世界に誇る技術文化です。
ろっぽんさんへ
黒田裕樹 なるほど、我が国仕様の技術はこんなところにも生かされているんですね。
なぜ天保の改革で弾圧しようとしたのか…。朱子学の毒の根は深いです。
前記事では失礼致しましたm(__)m
訂正くださり感謝致します^^
歌舞伎は今でも人々の娯楽として
脈々と受け継がれていますね^^
やはりいつの時代も、余り過激になりすぎたり、
派手になり過ぎると、批判の対象になってしまうものなんですね(^^ゞ
応援凸
> 前記事では失礼致しましたm(__)m
> 訂正くださり感謝致します^^
いえいえ、私も間違えることがありますし、お互い様ですよ。
私が舞台監督の時代によく子ども芝居で多様しました。基本の舞台装置の仕様は現代でも使われています。それはニューヨークのミュウジカルでも採用される世界標準で結構高度な技術で日本が世界に誇る技術文化です。
なぜ天保の改革で弾圧しようとしたのか…。朱子学の毒の根は深いです。