また、黄表紙の流れをくむ絵物語の長編は合巻(ごうかん)と呼ばれ、柳亭種彦(りゅうていたねひこ)の偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)が有名となりましたが、これも天保の改革によって処罰(しょばつ)を受けました。
一方、黄表紙のように挿絵を使用せず、文章を主体として歴史や伝説を題材にした物語である読本(よみほん)も人気を集めました。例えば、大坂の上田秋成(うえだあきなり)は、田沼時代の頃に怪奇小説を集めた雨月物語(うげつものがたり)を著しました。
この他、江戸の曲亭馬琴(きょくていばきん、別名を滝沢馬琴=たきざわばきん)が、文化文政から天保の頃に勧善懲悪(かんぜんちょうあく)や因果応報(いんがおうほう)の思想が込められた長編の南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)を著しましたが、この作品は近代から現代においても映画やテレビドラマ、あるいは漫画やゲームの世界にまで幅広く影響を与えています。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんにちは!
封建的な社会では作家といえども
命がけでしたね(^_^;)
南総里見八犬伝の映画は、私が
一番最初に観賞した時代劇でした^^
今でもわくわくして観賞した気持を
覚えていますよ♪
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおり命がけでした。中には弾圧を受けたショックで亡くなられたと思われる作家もいます。
南総里見八犬伝が我が国に与えた影響は計り知れないものがありますね。弥次喜多同様、何百年も続く大ベストセラーだと思います。
封建的な社会では作家といえども
命がけでしたね(^_^;)
南総里見八犬伝の映画は、私が
一番最初に観賞した時代劇でした^^
今でもわくわくして観賞した気持を
覚えていますよ♪
応援凸
南総里見八犬伝が我が国に与えた影響は計り知れないものがありますね。弥次喜多同様、何百年も続く大ベストセラーだと思います。