そして、1965(昭和40)年にはアメリカが北ベトナムへの爆撃を開始し(これを「北爆」といいます)、アメリカや南ベトナム政府と、ソ連や中華人民共和国の支援を受けた南ベトナム解放民族戦線および北ベトナムとの全面対決へと発展しました。これを「ベトナム戦争」といいます。
その後、1973(昭和48)年に「ベトナム和平協定」が結ばれてアメリカ軍が撤退すると、1975(昭和50)年にはサイゴン(現在のホーチミン市)が陥落(かんらく)して戦争が終結し、北ベトナムが南ベトナムを併合して、翌1976(昭和51)年に「ベトナム社会主義共和国」が成立しました。
なお、ベトナムの社会主義化によって多くの難民が生まれ、南シナ海で漂流船に乗った「ボート・ピープル」と呼ばれるベトナム人が助けを求めました。また、ベトナム戦争に参戦した韓国軍によって現地のベトナム人女性が暴行され、その結果として誕生した子供が迫害を受けるという「ライダイハン」の問題が起きています。
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