ソ連の動きを警戒したアメリカのケネディ大統領がキューバを海上封鎖したため、米ソ両国の間で核戦争の危機が迫りました。これを「キューバ危機」といいます。この危機はその後、ソ連がミサイルを撤去したことで治まりました。
キューバ危機を回避した翌年の1963(昭和38)年に、アメリカ・イギリス・ソ連の3か国を中心として地下以外の核実験を禁止した「部分的核実験停止条約(=PTBT)」が結ばれ、また1968(昭和43)年には56か国が「核拡散防止条約(=NPT)」に調印するなど、核軍縮に向けて世界が動き出しました。
一方、ヨーロッパで1958(昭和33)年に西欧の6か国で成立していた「ヨーロッパ経済共同体(=EEC)」が、1967(昭和42)年には「ヨーロッパ共同体(=EC)」に発展し、関税同盟や農業協同市場を形成するなど経済統合を進めて、米ソに並ぶ経済力をつけていきました。
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