しかし、陛下は「戦災の国民のことを考えれば何でもない。十日ぐらいは風呂に入らなくてもかまわない」と全く気にされることもなく、元気にご巡幸の毎日をお過ごしになられました。
昭和22(1947)年8月の暑い盛りに福島県の炭坑をご巡幸された際は、地下450mの地底まで降りられ、さらに40度を超える炎暑の坑内を150mも歩かれて、居並ぶ坑夫たちを激励されました。
当時は石炭が貴重なエネルギーでしたが、陛下のお出ましに感激した坑夫たちによって、その後の出炭率が急上昇したそうです。以下は当時の情景を詠まれた御製です。
「あつさつよき 磐城(いわき)の里の 炭山に はたらく人を ををし(=雄々し)とぞ見し」
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