この非常事態を救ったのが大連(おおむらじ)の大伴金村(おおとものかなむら)でした。大伴金村は、15代の応神天皇の五世の孫、すなわち来孫(らいそん)にあたる男大迹王(おおどのおおきみ)を越前(えちぜん、現在の福井県)から招いて26代の継体(けいたい)天皇として即位させることに成功しました。
継体天皇にはご即位前に二人の男子がおられました。継体天皇の崩御後にそれぞれ27代の安閑(あんかん)天皇、28代の宣化(せんか)天皇として即位されましたが、わずか数年で相次いで崩御されたため、その後は継体天皇のご即位後に武烈天皇の妹との間に生まれた29代の欽明(きんめい)天皇が即位されました。
かくして神武天皇以来の皇統が維持されるとともに、現代にも脈々と受け継がれています。
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