朝廷に従った豪族たちは、血縁集団としての同族関係をもとに構成された「氏(うじ)」と呼ばれる組織に編成されました。彼らは共通の祖先神である氏神(うじがみ)を祀(まつ)り、一族の長たる氏上(うじのかみ)が氏に属する氏人(うじびと)を統率(とうそつ)しました。
朝廷は各氏の家柄や能力に応じて「姓(かばね)」を与え、朝廷のもとに組織させました。このような政治的な身分秩序を氏姓制度(しせいせいど)といいます。
なお、皇室には氏に相当する特定の呼び名はありませんでした。なぜなら、当時から皇族には他と区別する必要のないほどの権威があったからで、現代の皇族の皆様が名字をお持ちでないのも、この流れをくんでおられます。
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