日本列島に私たちの祖先がたどりつき、暮らし始めるまでには実に長い年月がかかりました。約700万年前から600万年前の、地質時代でいう新第三紀の中新世(ちゅうしんせい)後期にアフリカに現れた人類の祖先は猿人(えんじん)と呼ばれています。
初めは森の中で暮らしていましたが、やがて気候の変動で森が減ってくると草原へ出て、二本足で歩くことを覚えるようになったと考えられています。いわゆる「直立二足歩行(ちょくりつにそくほこう)」ですね。
歩行の役目から自由になった前足は手へと進化し、様々な道具を両手で使いこなすようになりました。また、直立したことで身体が頭を垂直に支えるようになり、脳の大型化も可能となりました。
現在、最古の人類はアフリカのチャドで2001年に頭蓋骨(ずがいこつ)のみが発見されたサヘラントロプス・チャデンシス(=トゥーマイ猿人)とされており、この他、約400万年前にアフリカに出現したとされるアウストラロピテクスも知られています。
※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」をご紹介します。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※「黒田裕樹の歴史道場」のご案内です。他の教師とは全く異なる、歴史全体の大きな流れを重視した「分かりやすくて楽しい歴史」をモットーに多くの方にお教えいたします。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。


いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。