戦国時代や幕末あるいは明治期において数々の工作や謀略を成功させてきた我が国が、なぜこの時期になって先人の経験を生かすことができなかったのでしょうか。
その理由として考えられることは、そうした先人の智慧(ちえ)を活用するだけの器量や度量を当時の指導者が持ち合わせていなかったのではないかということであり、もっと厳しい言い方をすれば「当時の指導者たちは表向き優秀であっても、百戦錬磨(ひゃくせんれんま)の先人たちに比べればはるかに劣(おと)っていた」という見解が成立します。
また、そうなってしまった流れとして、現場での経験よりも筆記試験を中心とした「机上の考え」が優先される傾向があり、これは現代においても全く変わっていません。
先人の経験を日本民族の智慧として生かせなかった理由は何であったのかということは、現代の私たちにも突き付けられている重要な課題ではないでしょうか。
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