ところで、そもそも世界情勢というものは、今も昔もほんのわずかな、それもはるか彼方(かなた)で起こった小さな出来事によって、それまでの常識が根底から覆(くつがえ)されてしまうことが日常茶飯事です。
鎖国の状態が長く続いて平和ボケしていた我が国が幕末に無理やり開国させられ、欧米列強から不平等条約を押し付けられたことは大きな屈辱(くつじょく)でしたが、我が国はその悔しさをバネとして、血のにじむような努力によって近代化を成し遂(と)げ、開国からわずか半世紀で世界の一等国にまで成長しました。
短期間で急成長した我が国を支えたものは何だったのでしょうか。無論、そこには三国干渉の際に見られたような「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」をはじめとする精神論もあったでしょうが、何よりも重要だったのは「世界の中の日本の位置付けを正確に分析し、我が国の発展のためにあらゆる知恵を絞る」という地道な努力でした。
※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」をご紹介します。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※「黒田裕樹の歴史講座+日本史道場+東京歴史塾」のご案内です。他の教師とは全く異なる、歴史全体の大きな流れを重視した「分かりやすくて楽しい歴史」をモットーに多くの方にお教えいたします。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。


いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。