ブロック経済は、アメリカやイギリスあるいはフランスなどのように広大な領土や植民地を有する「持てる国」であれば自給自足が可能ですが、広大な領土や植民地を「持たざる国」であった我が国やドイツ・イタリアなどにとっては、まさに死活問題でした。
我が国が外交関係によって正式な権益を得た満州(現在の中国東北部)を基本として海外に進出したのに対し、ドイツやイタリアは戦争によって領土を奪うという手段の違いはあったものの、いずれもブロック経済を乗り切って自給自足をめざすという目的が存在していました。
要するに「持てる国」の囲い込みに対して「持たざる国」が生き残りをかけて結びついたのが三国同盟であったともいえるわけですが、この同盟は我が国にとって「百害あって一利なし」という結果となってしまったのです。なぜそう言い切れるのでしょうか。
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