天保8(1837)年には大塩平八郎(おおしおへいはちろう)の乱が起きて、一家が焼け出されてしまうという不幸を経験しましたが、それにめげることなく、久重は同じ年に「無尽灯(むじんとう)」を発明しました。
無尽灯は、菜種油(なたねあぶら)に空気の圧力を加え、管(くだ)をつたって灯心(とうしん)に昇らせるように工夫したものであり、長時間にわたって安定した灯火(ともしび)を供給することが可能になり、商売や生活水準の向上に大きな貢献をしました。
その他にも、久重は仕掛け花火の工夫をしたり、約10メートルの高さまで水を噴き上げたとされる消火用ポンプの「雲竜水(うんりゅうすい)」などを発明したりするなど、「からくり儀右衛門」の名に恥じない活躍を続けました。
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