敗戦からの復興を実現させた原動力は電機や自動車などの技術面が主流であり、我が国はかねてより「技術立国」とも呼ばれていますが、こうした科学技術の発展は名もない人々による「ものづくり」の精神によって支えられているということを皆さんはご存知でしょうか。
我が国における「ものづくり」の精神の歴史は今に始まったわけではありません。島国という資源などが限られた環境で、日本人は昔から創意工夫を重ねて生活を少しずつ向上させていきました。
政治や戦いなどで名前が知られている歴史上の人物に比べると、「ものづくり」を極めた技術者や発明家などに関する知名度は今一つのようですが、そんな彼らの生涯をたどっていくことで、私たちは新たな面から歴史の流れをつかむことが可能になるのです。
ここからは、江戸後期から明治初期にかけて活躍した発明家である田中久重の人生を振り返りながら、彼がもたらした我が国の発展に欠かせない大きな歴史の流れを見極めたいと思います。
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