いわゆる「鎖国」の状態をズルズルと引き延ばしてきた江戸幕府の失政がペリーによる黒船来航という名の恫喝(どうかつ、人をおどして恐れさせること)外交をもたらし、その結果として我が国が無理やり開国させられたのみならず、一方的な不平等条約を結ばされるなど幕末期の大混乱を引き起こしたことは周知のとおりです。
しかし、そんな中でも懸命に働き続けた多くの人々によって我が国は支えられ、明治維新を経て我が国が世界の一等国にまで成長するという歴史の流れを導くことができました。
「ピンチはチャンス」ともいいますが、未曽有(みぞう)の混乱期であったからこそ我が国の歴史に名を刻んだ英雄がこの時期に数多く存在するのも事実であり、またその一方で地方の藩あるいは民間の立場から同じように偉大な功績を遺(のこ)した人物も存在します。
今回は、破綻(はたん)寸前だった藩(はん)の財政を立て直したのみならず、教育者として多くの優秀な人材を育成した山田方谷(やまだほうこく)と、稀代(きだい)の発明家「からくり儀右衛門(ぎえもん)」としてその名を知られ、我が国が世界に誇る大手電機メーカーの礎(いしずえ)となった田中久重(たなかひさしげ)という二人の人物の生涯を詳しく紹介したいと思います。
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