また、明治の中期頃までには九代目市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)や五代目尾上菊五郎(おのえきくごろう)、初代市川左団次(いちかわさだんじ)らの名優が出て、歌舞伎は「団菊左(だんきくさ)時代」と呼ばれる全盛期を迎えました。
こういった背景には、文明開化や欧化主義といった極端な西洋化に反発するかたちでの伝統保存への気運や、演劇改良運動による歌舞伎の社会的地位の向上がありました。なお、明治22(1889)年には歌舞伎座が建てられています。
その後、歌舞伎は西洋演劇の手法が取り入れられ、坪内逍遥(つぼうちしょうよう)による史劇「桐一葉(きりひとは)」などがつくられました。
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