しかし、そのためには家を捨て、また社会を捨てなければならず、さらに救済の対象は自身のみに留まり、広く他人を救済することはできませんでした。
そのためなのか、自身の悟りよりも人々の救済が重要と考え、出家しないまま修行を行う意義を説く「菩薩(ぼさつ)信仰」がいつしか広がりを見せるようになりました。
なぜなら、日々の生活に追われる多くの人間は家族を捨ててまでの本格的な修行ができないため、ブッダ(=悟りに達した者)になる決意をした修行者を意味する「菩薩」を崇拝するようになったからです。
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