また、前回(第75回)の講座でも紹介しましたが、女性天皇には「終生独身」という不文律(ふぶんりつ、文章で表現されていない法のこと)があり、これまでの女性天皇のすべてが、ご即位前に先代の天皇の皇后となられて皇子もしくは皇女をご出産された未亡人を含めて、ご即位後は独身を貫かれておられます。
ということは、仮に愛子内親王殿下が天皇陛下となられても、生涯独身でいらっしゃらなければならず、現在の天皇陛下の直系にあたる皇統が途絶えてしまうことに変わりありません。
ところが、以前に小泉首相が提言した、男系に神武天皇の血統を受け継いでいない、いわゆる「女系天皇」の実現に向けて世論を工作しようとする勢力が、令和の御世になる前後からあからさまに姿を見せ始めているのです。しかも、普段は天皇陛下のご存在に決して肯定的ではない日本共産党などが、女系天皇の実現には積極的になっているという現状があります。
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