なお、外国人労働者の増加による治安の悪化を危惧(きぐ)する声が多いのも事実ですが、現実問題として、法改正の以前から外国人労働者は増加する一方です。しかし、今回の「出入国在留管理庁」の新設によって、外国人労働者の「量」よりも「質」が重視されることで、労働者数の増加に歯止めがかかるのではないでしょうか。
また「出入国在留管理庁」の新設によって、在留外国人の生活環境の整備が進められる予定ですが、これまでずっと安い賃金と劣悪な環境で外国人労働者を働かせてきた事実を考慮すれば、外国人労働者の環境が強化されることで、これまでの「旨味(うまみ)」がなくなる企業が日本人労働者の採用に舵(かじ)を切る可能性もあります。
この他、外国人労働者の受け入れ上限が「法務省令」により決定されますが、なるほど、国会による審議を経ない省令の存在は不安材料であるものの、先述した規制がある以上は、これまでのような外国人労働者の爆発的な増加は見込めないでしょう。
※下記の映像は3月22日までの掲載分をまとめたものです。
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