それから約1か月半後の平成24(2012)年11月14日、国会内での党首討論において、安倍総裁は野田首相とのやり取りの中から「(11月)16日に(衆議院を)解散する」という首相の言葉を引き出すことに成功し、一気に解散モードが高まりました。
野田首相の宣言どおり、11月16日に衆議院が解散され、翌12月16日に総選挙が行われた結果、自民党は480議席中294議席を得て圧勝し、10日後の12月26日に安倍晋三総裁が第96代内閣総理大臣に就任し、公明党との連立で第二次内閣を組織しました。
一度辞任した内閣総理大臣が再就任したのは、戦後では吉田茂以来2人目であり、自民党では初の出来事でした。また、第一次安倍内閣の総辞職以来、6年連続で首相が毎年交代してきましたが、第二次以降の安倍政権は、その後4回行われた国政選挙でも圧勝を続け、第四次内閣を組織するなど、我が国史上稀(まれ)に見る長期政権となりつつあります。
「日本を取り戻す」。安倍首相の決意と実行力が、我が国をどのように導いていくのでしょうか。
※下記の映像は2月21日までの掲載分をまとめたものです。
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