また、麻生首相は、外交面で「自由と繁栄の弧(こ)」という構想を掲げ、インドとの戦力的協調を強めるために日印安全保障協力宣言に署名するなどの成果を挙げましたが、こうした功績はマスコミによって完全に無視され、国会答弁における首相の失言などを執拗に追及するなど、まさに「重箱の隅(すみ)をつつく」ような、言いがかりにも等しいバッシングに明け暮れました。
進退窮(きわ)まった麻生首相は、7月に衆議院を任期満了直前で解散し、8月30日の総選挙に臨みましたが、自民党はわずか119議席しか獲得できず、大惨敗を喫しました。
総選挙敗北の責任を取って麻生首相は退陣を表明し、翌9月16日に、308議席を得た民主党の代表である鳩山由紀夫(はとやまゆきお)氏が、社民党や国民新党との3党連立で内閣を組織し、初の本格的な「政権交代」が起こったのです。
※下記の映像は2月6日までの掲載分をまとめたものです。
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