しかし、参議院で民主党を中心とする野党が過半数の議席を得ているという、いわゆる「ねじれ国会」の状況において、参議院では初めてとなる問責決議案が可決されるなど、福田首相は厳しい政権運営を強いられました。
結局、福田内閣は誕生から1年足らずの平成20(2008)年9月24日に総辞職し、かわって吉田茂(よしだしげる)元首相の孫にあたる麻生太郎(あそうたろう)氏が内閣を組織しました。
麻生内閣の誕生当時、衆議院の任期があと1年に迫っていたことから、野党やマスコミはこぞって解散を要求しました。麻生首相本人も、内閣支持率が高い就任直後のうちに解散することを計画していましたが、海の向こうから起きた世界的な金融危機によって、政治的空白を生む解散どころではなくなってしまいました。
いわゆる「リーマン・ショック」のことです。
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