これ以降、アメリカやソ連を中心とする東西二大陣営が、軍備や経済力・イデオロギーなどあらゆる面で激しい競争を展開することになりましたが、こうした緊張関係の構築は、いつしか「冷たい戦争」あるいは「冷戦」と呼ばれるようになりました(The cold war)。
もっとも、アメリカを中心とした西側諸国による「封じ込め」政策が功を奏したことによって、ヨーロッパにおける共産圏のこれ以上の拡張が望めなくなったソ連が、以後の矛先(ほこさき)をアジアに向けたことによって、東アジアの共産主義化が進むことにつながったのです。
なお、ワルシャワ条約機構はソ連が崩壊した1991(平成3)年に解散しましたが、北大西洋条約機構は、旧社会主義国の東欧諸国などを含めた29か国で今も存続しています(平成29年現在)。また、平成30(2018)年にNATOの日本政府代表部が設置されることが決定し、NATOの意思決定機関である北大西洋理事会が、ブリュッセルの在ベルギー日本大使館に代表部を開設することに同意しています。
※下記の映像は9月12日までの掲載分をまとめたものです。
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