朝鮮半島の人々から見れば、秀吉は確かに許されざる侵略者ではありますが、その一方で、我が国にとっては天下統一を果たした英雄であり、戦国時代を終わらせて世の中に平和をもたらすきっかけをつくってくれた恩人でもあります。
秀吉と同じように海外に遠征したアレクサンドロス大王やチンギス=ハーンにしても、英雄としての顔を持つ一方で、彼らによって虐殺されたり、滅ぼされたりした民族が大勢いるという現実を考えれば、我が国に関わらず、違う国同士で共通した歴史認識を持つということが、どう考えても不可能ではないかという思いがします。
だからといって、その国にはその国で語り継ぐべき歴史が存在する以上、他国の歴史認識を一方的に間違いと決め付けることは難しいですが、逆に言えば、我が国が他国に対して、ある意味へりくだってまで他国の歴史認識に合わせる必要もない、ということにつながるのではないでしょうか。
※下記の映像は11月14日までの掲載分をまとめたものです。
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