文科省が改定案公表後にパブリックコメントを実施したところ、呼称の変更に批判的な意見が多かったほか、教員からも「小中で呼称が異なれば子供たちが混乱する」「指導の継続性が損なわれる」といった意見が出ていたそうです。
こうした状況を踏まえ、文科省は小中ともに聖徳太子の表記に統一し、中学では日本書紀や古事記(こじき)に、聖徳太子の本名である「厩戸皇子(うまやどのおうじ)」などと表記されていることも明記する方向で調整することになりました。
そして、平成29(2017)年3月31日に公示された新学習指導要領において、小学校では「聖徳太子」の表記がなされ、中学校では「『聖徳太子の政治』を取り上げる際には、聖徳太子が古事記や日本書紀においては『厩戸皇子』などと表記され、後に『聖徳太子』と称されるようになったことに触れること」と付け加えられました。
※下記の映像は6月29日までの掲載分をまとめたものです。
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