日本を属領と考えるのであったならば、また何をかいわんや。そうでなしとすれば、米国は何等(なんら)かの考えがなければならぬ。米国は、日本人八千万国民の生きて行ける道を考えてくれねばならない。およそ生物として、自ら生きる生命は、神の恵みである。産児制限の如きは神意に反するもので、行うべきでない。
なお言いたきことは、公・教職追放や戦犯容疑者の逮捕の件である。いまは既に、戦後三年を経過しているのではないか。従ってこれは速やかに止めてほしい。日本国民が正業に安心して就くよう、米国は寛容な気持ちをもってもらいたい。
我々の処刑をもって一段落として、戦死病者、戦災死者、ソ連抑留者の遺家族を慰安すること。戦死者、戦災死者の霊は、遺族の申出あらば、これを靖国神社に合祀せられたし。出征地に在る戦死者の墓には保護を与えられたし。従って遺族の希望申出あらば、これを内地へ返還されたし。戦犯者の家族には保護を与えられたし。
青少年男女の教育は注意を要する。将来大事なことである。近時、いかがわしき風潮あるは、占領軍の影響からきているものが少なくない。この点については、我国の古来の美風を保つことが大切である。
※下記の映像は5月12日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち おはようございます!
相手国から
何かをして欲しいという欲求を得ることは
困難なことです。
それならば、やはり
自国がそのお手本を示していけるような
考え方を実践していかねば
相手の考え方を変えることは不可能です。
先ずは自分の国の欲心を抑える事ですよね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 先ずは自分の国の欲心を抑える事ですよね。
我が国は元来「お手本」たるべき国家でした。
それが戦争に巻き込まれ、戦後のアメリカナイズで変化が起きている一面もあると思われます。