実は東亜の多民族の協力を得ることができなかったことが、今回の敗戦の原因であると考えている。今後、日本は米国の保護の下に生活していくのであらうが、極東の大勢はどうであらうか。
終戦後わずか三年にして、亜細亜大陸赤化の形勢は斯(か)くの如くである。今後のことを考えれば、実に憂慮にたえぬ。もし日本が赤化の温床ともならば、危険この上ないではないか。
今、日本は米国よりの食糧の供給その他の援助につき感謝している。しかし一般が、もし自己に直接なる生活の困難やインフレや、食糧の不足等が、米軍が日本に在るがためなりというような感想をもつようになったならば、それは危険である。実際は、かかる宣伝をなしつつある者があるのである。よって米軍が、日本人の心を失わぬよう希望する。
今次(こんじ)戦争の指導者たる米英側の指導者は、大きな失敗を犯した。
第一は、日本といふ赤化の防壁を破壊し去ったことである。
第二は、満州を赤化の根拠地たらしめた。
第三は、朝鮮を二分して東亜紛糾の因たらしめた。
※下記の映像は5月12日までの掲載分をまとめたものです。
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いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち おはようございます!
確かに何かに勝利出来るという事は
一つの(個人一人の)力だけでは
叶わない事ですものね。
より多くの人間の協力が必要不可欠
になって来るのは当然ですね!
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりです。
長いあいだ続いた人種差別を我が国はなくそうと一所懸命でしたが、やはり日本だけでは限界がありましたね。