ご存知のとおり、聖徳太子は607年の遣隋使(けんずいし)において、中国の隋に対等外交を認めさせ、我が国が独立国となる大きな歴史の流れを構築しましたが、このことが、「中華の人は華夷秩序(かいちつじょ)の上位に自分たちがおり、日本は下だと昔も今も思いたがる。だから対等な国際関係を結ぼうとする倭人(わじん)は無礼なのである」と指摘しました。
そして、こうした中国の考えの意をくむ「文科省に入りこんだその種の人たち」が、不都合な史実を消すために、「2月の学習指導要領改訂案では歴史教科書から聖徳太子の名前をやめ『厩戸王』とする方針を示した由である」と結論付けています。
なお、文科省は学習指導要領の改訂案について、平川氏が産経新聞に寄稿した3月15日まで、国民の意見を「パブリックコメント」として募集しました。その結果、改定案の見直しが行われ、「聖徳太子」の名称が「復活」することになったのです。
参考:【正論】聖徳太子を「厩戸王」とし、「脱亜入欧」を貶める 「不都合」な史実の抹消狙う左翼に警戒を 東京大学名誉教授・平川祐弘
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waravino >文科省に入りこんだその種の人たち」が、
不都合な史実を消すために~
聖徳太子の名が消されなくて良かったです。
消されてしまうと日本が日本でなくなってしまう気がします。
聖徳太子は(空海・弘法大師)とともに。
延々として語り継がれるべき存在だと思っています。
あ。そういえば。4月は「お大師さんの日」があって。
近くに祀ってあるところで。
食い物が貰えるんでした。行かねば。ではでは!^^)/
ぴーち こんばんは!
あくまで私感ですが
仏教はインドから中国、日本へと伝来して来たものです。
東から西へ・・つまり
中国は自分たちの方が早く仏教を学び取ったという
自負が日本を下に見る一因になっているのでは無いかと思いました。
もちろん、現代では日本で起こった宗教が今度は東の方へ
伝来していくことが正しいのですけれどね。
waravinoさんへ
黒田裕樹 全く仰るとおりですね。
聖徳太子が認められないなら、弘法大師も使用できなくなる。
こんな簡単なロジックも理解できずに、聖徳太子を叩こうとする人々の気が知れません。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 なるほど、仏教の歴史に対する妬みやひがみですか…。
いずれにせよ、他国の歴史への的外れな干渉はご遠慮願いたいですね。