文科省が改定案公表後にパブリックコメント(意見公募)を実施したところ、呼称の変更に批判的な意見が多かったほか、教員からも「小中で呼称が異なれば子供たちが混乱する」「指導の継続性が損なわれる」といった意見が出ていたそうです。
こうした状況を踏まえ、文科省は小中ともに聖徳太子の表記に統一し、中学では日本書紀や古事記に「厩戸皇子」などと表記されていることも明記する方向で調整することになりました。
また、同じく次期学習指導要領で削除される予定だった「鎖国」の表記についても、小学校で「幕府の対外政策」、中学でも「江戸幕府の対外政策」とした改定案から、幕末の「開国」との関係に配慮して「鎖国などの幕府の対外政策」といった表記で検討するそうです。
参考:次期指導要領で「聖徳太子」復活へ 文科省改定案、「厩戸王」表記で生徒が混乱 「鎖国」も復活
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ぴーち こんばんは!
鎖国など・・
のなどと言葉を限定せずに
ぼかす事で本当は完全封鎖では
無かった事を強調したかったのでしょうか?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 確かに「完全な鎖国」ではなかったのですが、「海国」との対比や、当時の幕府の対外政策としては「鎖国」の言葉を残した方が分かりやすいという一面もありますね。
ご存知のとおり、聖徳太子は607年の遣隋使(けんずいし)において、中国の隋に対等外交を認めさせ、我が国が独立国となる大きな歴史の流れを構築しましたが、このことが、「中華の人は華夷秩序(かいちつじょ)の上位に自分たちがおり、日本は下だと昔も今も思いたがる。だから対等な国際関係を結ぼうとする倭人(わじん)は無礼なのである」と指摘しました。
そして、こうした中国の考えの意をくむ「文科省に入りこんだその種の人たち」が、不都合な史実を消すために、「2月の学習指導要領改訂案では歴史教科書から聖徳太子の名前をやめ『厩戸王』とする方針を示した由である」と結論付けています。
なお、文科省は学習指導要領の改訂案について、平川氏が産経新聞に寄稿した3月15日まで、国民の意見を「パブリックコメント」として募集しました。その結果、改定案の見直しが行われ、「聖徳太子」の名称が「復活」することになったのです。
参考:【正論】聖徳太子を「厩戸王」とし、「脱亜入欧」を貶める 「不都合」な史実の抹消狙う左翼に警戒を 東京大学名誉教授・平川祐弘
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waravino >文科省に入りこんだその種の人たち」が、
不都合な史実を消すために~
聖徳太子の名が消されなくて良かったです。
消されてしまうと日本が日本でなくなってしまう気がします。
聖徳太子は(空海・弘法大師)とともに。
延々として語り継がれるべき存在だと思っています。
あ。そういえば。4月は「お大師さんの日」があって。
近くに祀ってあるところで。
食い物が貰えるんでした。行かねば。ではでは!^^)/
ぴーち こんばんは!
あくまで私感ですが
仏教はインドから中国、日本へと伝来して来たものです。
東から西へ・・つまり
中国は自分たちの方が早く仏教を学び取ったという
自負が日本を下に見る一因になっているのでは無いかと思いました。
もちろん、現代では日本で起こった宗教が今度は東の方へ
伝来していくことが正しいのですけれどね。
waravinoさんへ
黒田裕樹 全く仰るとおりですね。
聖徳太子が認められないなら、弘法大師も使用できなくなる。
こんな簡単なロジックも理解できずに、聖徳太子を叩こうとする人々の気が知れません。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 なるほど、仏教の歴史に対する妬みやひがみですか…。
いずれにせよ、他国の歴史への的外れな干渉はご遠慮願いたいですね。
「主張」では、「国民が共有する豊かな知識の継承を妨げ、歴史への興味を削(そ)ぐことにならないだろうか。強く再考を求めたい」と最初に指摘したほか、今回の改定の理由である「聖徳太子は死後につけられた呼称で、近年の歴史学で厩戸王の表記が一般的である」見解についても、「国民に親しまれ、浸透している名は聖徳太子である。厩戸王は、学年の理解度により、併せて教えればいい。小中で教え方が異なる理由もよく分からない。聖徳太子が一般的なことを、自ら認めるようなものではないか」と述べています。
また、大阪の四天王寺や奈良の法隆寺をはじめとした、全国各地の聖徳太子ゆかりの寺院の存在を、「現在もなお、太子を信仰したり敬慕したりする善男善女でにぎわっている。それは、日本の仏教史や精神文化史などを顧みる上で極めて重要なことである」と肯定的に評価しています。
さらには、同じく没後に諡(おくりな)をされた弘法大師(空海)を例に挙げ、「弘法大師の名を知らなければ、全国各地で盛んな大師信仰を理解することはできない」と指摘しました。
そして、末尾で「厩戸王を教えるだけでは歴史は細切れの無味乾燥のものとなり、子供は興味を抱くまい」「厩戸王が後に聖徳太子として信仰の対象となり、日本人の心の持ち方に大きな影響を与えた。それを併せて教えればよい」「時代を貫いて流れるダイナミックさを知ることこそ、歴史を学ぶ醍醐味(だいごみ)ではないだろうか」と述べ、「聖徳太子」の重要性を強く訴えています。
参考:【主張】新学習指導要領案 聖徳太子が消え、「厩戸王(うまやどのおう)」と呼ぼう これには首をひねる
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ぴーち こんばんは!
仰る通り、大衆に広く浸透している
呼称であれば
それで良いと思うのですけれどね?
何が何でも史実に基づかなければ
いけないというものでも無いでしょう。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 全くもってそのとおりです。
次回の更新で、聖徳太子の名前を消したい思惑が推論できると思われます。
今回の改定案では、小学校では「聖徳太子(厩戸王)」と、中学校では「厩戸王(聖徳太子)」と表記するとされていますが、藤岡氏は「小学校ではこの表記の前後を入れ替えて『聖徳太子(厩戸王)』と教えることにするという。学校段階に応じて『厩戸王』という呼称に順次慣れさせ、『聖徳太子』の呼称をフェイドアウトさせる。周到な『聖徳太子抹殺計画』といえるだろう」と述べています。
そして、今回のような改定案が発表された背景には、「今から20年近く前に、日本史学界の一部で唱えられた『聖徳太子虚構説』と呼ばれる学説」があると指摘し、この説の根拠が乏しいにもかかわらず、「文科省は、この珍説が歴史学界の通説であるととらえてしまったようだ」と断じています。
さらに、藤岡氏は「この説は日本国家を否定する反日左翼の運動に利用されているのであり、その触手が中央教育行政にまで及んだ結果である」「聖徳太子の抹殺は日本国家を精神的に解体させる重大な一歩である」と指摘しており、今回の改定案に警鐘を鳴らしました。
参考:【正論】周到な「聖徳太子抹殺計画」 次期指導要領案は看過できない 拓殖大学客員教授・藤岡信勝
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ぴーち こんばんは!
確かに
聖徳太子の本当の名前は厩戸王かも知れませんが
何を今更変える必要があるのだろうか?と
疑問に思う所です。
>「聖徳太子の抹殺は日本国家を精神的に解体させる重大な一歩である」
前回でも書かせて頂きましたが
宗教的観点からしても、法華経を亡き者にしようとする陰謀にも見て取れます。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 考えてみれば、恐ろしい陰謀ですよね。
国民に一切知らされずに進んでいたと思うと、恐怖すら感じます。
ところが、新たに公表された次期学習指導要領には、「聖徳太子」は没後使われた呼称に過ぎないため、歴史学で一般的な「厩戸王(うまやどのおう)」との併記にすると書かれていたのです。
具体的には、伝記などで触れる機会が多く、人物に親しむ小学校では「聖徳太子(厩戸王)」と、史実を学ぶ中学校では「厩戸王(聖徳太子)」と表記するとされていました。
文科省が次期学習指導要領を発表して以来、一部の歴史学の関係者やマスコミからは、これは「聖徳太子抹殺計画」ではないか、という厳しい批判が見られるようになりました。
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ぴーち こんばんは!
個人的には
法華経を正しく日本に伝えようとした
(その努力を称える意味で)
聖徳太子の功績を消す様な行為は
許されるべきでは無い気がします。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 なるほど、法華経に関しては仰る流れになるんですね。
だとすれば、まずます問題だと思います。
平成29(2017)年2月14日、文部科学省は小中学校の次期学習指導要領の改定案を公表しました。
学習指導要領とは、学校教育法などに基づき、児童生徒に教えなくてはならない最低限の学習内容などを示した教育課程の基準であり、約10年ごとに改定されており、教科書作成や内容周知のため、告示から全面実施まで3~4年程度の移行期間があります。
次期指導要領は翌3月末に告示され、小学校は平成32(2020)年度、中学校は33(2021)年度から全面実施されることになります。
ところが、新たに公表された次期学習指導要領の中学社会の歴史的分野において、一般常識的に見ても、どうしても首を傾げざるを得ない内容が含まれていたため、大きな論議を呼ぶことになりました。
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ぴーち こんばんは!
首を傾げる様な内容ですか・・
それは全く存じませんでした。。
どんな内容だったのか気になります。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 ぴーちさんのような、ごく普通に日常生活を送られる人々が多い中で、偏向教育の芽がいつ出てくるか分からない状況です。
詳しくは次回以降の更新をご覧ください。
今回の講演は、単に東條英機元首相の生涯のみを振り返るのではなく、当時の世界情勢など、我が国が置かれた状況を詳しく紹介することによって、人物の理解から主観を排除するものとなっており、参加者の皆様からは大変好評でした。

次回(3月25日)は大阪講演を行います。東京同様、多数の皆様にお越しいただけることを心より願っております。
第59回黒田裕樹の歴史講座 【大阪講演】
「東條英機」
主催:一般社団法人正しい歴史を伝える会
後援:授業づくりJAPAN・新聞アイデンティティ
日時:平成29年3月25日(土) 午後2時より
場所:大阪市立総合生涯学習センター 第1研修室
(※下線部をクリックすると、所在地や地図が書かれたリンク先に移動できます)
資料代:金1,500円(高校生以下は無料)
※東京講演と大阪講演の両方に参加された場合、大阪講演の資料代は無料とします。
参加をご希望の方は、ブログ右下の「メールフォーム」を活用のうえ事前にご連絡くだされば幸いです。当日の飛び入り参加も歓迎いたします。
また、講座終了後に近辺の居酒屋で懇親会(会費金3,500円~4,000円程度)を行いますので、よろしければこちらにもご参加くださるようお願いします。
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我が国が結果として朝鮮半島の独立を奪い、半島の人々の自尊心を傷つけた事実は厳粛(げんしゅく)に受け止めるにしても、朝鮮における我が国の統治手段は、当時の外国から見ても素晴らしいものであったこともまた事実なのです。
こうした歴史的な真実を考慮(こうりょ)すれば、私たち日本人が、朝鮮半島の人々からいつまでも「いわれなき謝罪」を強要されるような関係から、完全に脱却する時期に来ているのではないでしょうか。
その意味においても、皆さんに「日本と韓国のほんとうの歴史」について、もっと詳しく知っていただくとともに、日韓両国がお互いに真実を見極めたうえで、未来志向の外交関係を構築する努力を重ねることを願ってやみません。
※下記の映像は3月25日までの掲載分をまとめたものです。
(※第58回歴史講座の内容はこれで終了です)
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ぴーち こんばんは!
仏教的に言うと
日本という国は、様々な宗教が蔓延しているので
謗法が強い国。業が深い国です。
それ故に
外国から誤解されたり、謂れなき誹謗、中傷が
多くなりがちでは有りますが、それでも正しい教えが誕生した国でもあります。
慈悲深い機根が残る人間が多いからこそ、正しい
教えもそこに根付き、脈々と受け継ぐ事が出来たのだろうと思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 なるほど、そういう側面もあるんですね。
有難うございます。
「しかるに、列車が一度鴨緑江(おうりょくこう、中国と朝鮮の国境を流れる川)の鉄橋を越ゆるや、車窓に隠見(いんけん、見え隠れすること)する時々物々、皆我々の予想に反し、見渡す山河は青々として繁茂(はんも、草木が盛んに生い茂ること)し、農民は水田に出て孜々(しし、熱心に努め励むこと)として耕作に従事している」。
「また、平壌(ピョンヤン)その他工業地帯の煙突は活発に煙を吐き、駅頭に散見する民衆は皆さっぱりとした衣服をまとい、治安はよく維持せられていて何ら不安はなく、民衆は極めて秩序正しく行動し、且つその顔色に憂色(ゆうしょく、心を痛めている顔つきや様子のこと)がなく、満州に比べ実に隔世(かくせい、時代が違うこと)の観がしたのである」。
「これはとりも直さず、貴国(=日本)の植民政策が妥当であって、歴代の総督が熱心に徳政を施された結果であることを率直にお喜びすると同時に、今後における我々の朝鮮観を根本より改めるであろう」。
※下記の映像は3月25日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
なるほど、遠回しながらも
日本を称える言葉が
有り難いですね!
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > なるほど、遠回しながらも
> 日本を称える言葉が
> 有り難いですね!
私もそう思います。
外国人の公平な目線ですから、嬉しさもひとしおですね。
同年6月の終わり頃、調査団は朝鮮半島を通過して日本に向かったのですが、その途中で京城に着いた調査団が朝鮮総督府を訪問した際、アメリカ代表のマッコイ少将が宇垣一成(うがきかずしげ)朝鮮総督に対して述べた感想が、外国人から見た当時の我が国による朝鮮半島の統治について具体的に知ることができる貴重な資料となっていますので、少し長いですが紹介します。
「自分は昨夜来、東洋における一つの驚異を発見した。それは、今回の長い旅行における大きい収穫であった。同時に、自分の今日までの研究不足をしみじみと恥じている」。
「何であるかといえば、朝鮮に対する全般的な認識の相違である」。
※下記の映像は3月25日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
朝鮮に対する認識の相違ですか・・
どんな違いがあったのか
気になりますね~
ぴーちさんへ
黒田裕樹 第三者の外国人の証言ですからね。信ぴょう性も高いです。
次回以降の更新までお待ちください。