だからこそ、平氏が滅亡した後に役割を終えた彼は、それまでの幸運から一気に奈落の底に突き落とされる不運を味わい、この世から「退場」させられたようにも見えます。
そんな彼のドラマチックな人生は、一般民衆の心にも深く刻まれ、敗者や弱者をいたわる「判官贔屓(ほうがんびいき)」という特別な感情をもたらしました。
また、彼をこのまま死なせるのは余りにもかわいそうであるし、この世に恨みを残して死んだら怨霊(おんりょう)として祟(たた)るかもしれない、という思いが、様々な「義経不死伝説」を生み出しました。なかには、義経が海を渡ってジンギスカン(チンギス=ハーン)となり、モンゴルを統一したという話まであるほどです。
※下記の映像は1月23日までの掲載分をまとめたものです。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんばんは!
モンゴル伝説は伺った事が有ります^^
それにしても、人にはその時、その場所で
生きるべき人生をちゃんと用意されているものですよね。
その人生が悲劇であれなんであれ
その人の業がなせる事ですので
仕方ないですが、哀れでしたね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > それにしても、人にはその時、その場所で
> 生きるべき人生をちゃんと用意されているものですよね。
> その人生が悲劇であれなんであれ
> その人の業がなせる事ですので
> 仕方ないですが、哀れでしたね。
本当にそうですよね。
義経のような人生は、歴史に名を残すことができても、本人が本当に幸せだったのかどうか…。