1160年、清盛は正三位(しょうさんみ)に昇進して、武士でありながら公家(くげ)の身分を得ることとなり、それまで貴族から見下されていた武士が初めて公家の仲間入りをし、彼らと肩を並べることになりました。後に清盛は、1167年には従一位(じゅいちい)の太政大臣(だじょうだいじん)にまで昇進します。
また、清盛は高倉(たかくら)天皇に自分の娘の平徳子(たいらのとくこ)を嫁(とつ)がせ、二人の間に言仁(ときひと)親王がお生まれになると、親王が3歳の1180年に安徳(あんとく)天皇として即位させたことで、清盛は天皇の外祖父(=母方の祖父のこと)にまで出世しました。
清盛によって隆盛を極めた平氏の下には、全国各地から500以上の荘園が集まると同時に、平氏が支配を任された知行国(ちぎょうこく)の数も、全国の半数近くの30数ヵ所にまで拡大するなど、経済的な基盤も強化されました。
このような政治的・経済的な背景に支えられた平氏によって、我が国史上初めて武士が本格的に政治の実権を握りました。しかし、その政権は清盛が天皇の外祖父になったり、平氏一門が次々と朝廷の要職に就いたりしたことで、摂関家のような貴族的な性格を持ったことから、平氏による権力の独占は、やがて周囲の大きな反発を招くことになるのです。
※下記の映像は1月5日までの掲載分をまとめたものです。
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いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成二十九年元旦 黒田裕樹
今年も様々な立場から、歴史教育の啓発に努めてまいります。ご期待ください!
ちなみに今年は年男です。

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ぴーち あけましておめでとうございます!
今年は年男ですね^^
益々のご活躍を期待しています♪
ぴーちさんへ
黒田裕樹 明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年男ですから、良い年にしたいですね♪
明けましておめでとうございます。
kyoro 今年もわかりやすくて楽しい講座を楽しみにしています
今年もよろしくお願いいたします
kyoroさんへ
黒田裕樹 明けましておめでとうございます。お言葉光栄です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。