そして、1965(昭和40)年には、アメリカが北ベトナムへの爆撃を開始し(これは「北爆」と呼ばれています)、アメリカや南ベトナム政府と、ソ連や中華人民共和国の支援を受けた南ベトナム解放民族戦線および北ベトナムとの全面対決へと発展しました。これをベトナム戦争といいます。
その後、1973(昭和48)年にベトナム和平協定が結ばれてアメリカ軍が撤退すると、1975(昭和50)年にはサイゴン(現在のホーチミン市)が陥落して戦争が終結し、北ベトナムが南ベトナムを併合すると、翌1976(昭和51)年にベトナム社会主義共和国が成立しました。
なお、ベトナムの社会主義化によって多くの難民が生まれ、南シナ海に漂流船に乗った「ボート・ピープル」とよばれるベトナム人が助けを求めました。また、ベトナム戦争に参戦した韓国軍によって現地のベトナム人女性が暴行され、その結果として誕生した子供が迫害を受けるといった、いわゆる「ライダイハン」の問題が起きています。
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ぴーち こんばんは!
戦争と言うのは、人間の通常の営みを
容易く破壊してしまうものですね・・。
自分自身の業の深さによっては
争いごとが耐えない国などに生を受けてしまうと
言われていますが
そう考えると、一人ひとり、自分自身の生き方を
常に反省し、誠意を持って生きてこそ
世の中の平和に近づいていくのではないかと
思いますね・・
なかなか難しいですがね(^_^;)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 戦争は、ある意味ひとりでも起こすことができます。
一人の人間の業の深さが、他の多くの人間を巻き込んでしまう現実を知ることで、今後の備えとしなければなりませんね。