しかし、昭和20(1945)年に我が国の敗戦が決まると、国共合作が破れて、両者はたちまち内戦状態となりました。
毛沢東はソ連の、蒋介石はアメリカの支援を受けてそれぞれ戦闘を続けましたが、戦局は共産党の優位に展開し、敗れた蒋介石は1949(昭和24)年に台湾に逃れ、中華民国政府として存続しました。
一方、毛沢東は、同年10月に北京で中華人民共和国の建国を宣言し、自らが主席となりました。共産党が最終的に内戦で勝利を得た背景には、ソ連のコミンテルンによる、「日本と蒋介石とを戦わせて、両者を疲弊(ひへい)させたうえで『漁夫の利』を得る」という作戦が成功した流れが存在していると考えられています。
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ぴーち こんばんは!
ロシア(ソ連)という国は(国民は)
北方領土問題のときにも
横からススッと領土を奪って
行った様に記憶しているのですが
どうも「漁夫の利」という策が
お好きな様ですね・・(^_^;)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 確かに仰るとおりですね。
だからこそ信用できない一面があるのですが、今月の平和条約交渉はどうなることでしょうか…。
毛沢東は、悪の天才
青田です。 青田です。
毛沢東は、善悪は、別にして、
謀略の天才です。
(毛沢東は、正々堂々とした戦いは、大嫌いです。
日本人とは、真逆ですね。)
とにかく、他人のふんどしで、相撲を取る天才です。
① 日本vs蒋介石軍にする。
② 毛沢東軍は、兵力を温存しながら、延安にいながら、自分の反対派を粛清しまくります。
③ さらに、満州を抑えれば、中国全土を支配できると日本が残した重化学工業地帯と武器をそのまま手に入れ、ソ連の支援を受けます。
さらに笑ってしまうのは
④ 1945年10月10日に毛沢東軍と蒋介石軍は、停戦協定を結びますが、翌日から、戦闘が各地で起きます。(文明人の常識では、考えられませんが)
毛沢東に幸いだったのは、アメリカの馬鹿なマーシャル将軍が、蒋介石の武器支援を止めます。
(マーシャル将軍自体が、共産主義の信奉者。)
それにしても、アメリカは、日本、蒋介石軍など味方を潰すとは、どこまで外交音痴かと思ってしまいます。
アメリカがそういう国だということを日本人が知ってないとアメリカに頼り過ぎていると、非常に危険です。
青田さんへ
黒田裕樹 相手国を信頼しきってしまうのが、我が国の悪いところですからね。
素晴らしい人間性を完全に悪用されています。
道徳観が仇になった気が。。。
青田です。 青田です。
日本では、古来より、道徳観が美徳とされました。
(徳川家康のような、性格の悪い奴もいますが)
それにたいして、日本以外では、そんな価値観はありません。
毛沢東は、韓非子の信奉者ですし、
スターリンには、唯物論者ですし、
アメリカは、キリスト原理主義者の国で、思考か偏っています。
江戸幕府の儒教による洗脳が大きかった気がします。
もし、毛利元就、黒田官兵衛がこの時代に日本にいてくれたら。。。
青田さんへ その2
黒田裕樹 残念ながら、そういわざるを得ませんね。
その道徳観が賛美されている、という一面もありますが…。