この土器片を「較正(こうせい)炭素年代法」で調査した結果、今から約16500年前のものであることが、翌平成11(1999)年に分かりました。つまり、我が国の縄文文化における土器の技術は、世界最古クラスのものであることが明らかになったのです。
世界最古クラスの土器が存在するということは、縄文文化そのものが世界最先端の技術を誇っていたことを意味します。こうした事実が明らかになったのは、較正炭素年代法などといった、最近の技術研究の進化がもたらしたものでもありました。
そして、それらの技術の向上は、いわゆる「弥生文化」における「これまでの常識」をも、大きく覆(くつがえ)すこととなったのです。
※下記の映像は10月4日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
なるほど、たしかに縄文時代がそうなら
次の弥生時代は更にステップアップされているはずですものね。
先走ってしまい申し訳ありませんが
その後の飛鳥時代には「聖徳太子」という
類まれな人物が登場するのを思うと
それ以前の日本人もまた
類を見ない生き方をしていたのではないかと
想像します。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
聖徳太子の登場は偶然ではなく、今までの流れを考えれば、むしろ必然といえると思います。
オバrev おお~!凄い!!
極微量を測定する新しい方法によって歴史が塗り替えられるとは、見事な科学技術の勝利ですね^^;
でも浮かれてばかりいられないかもしれません。
世界の歴史を同じやり方で検証すると、さらに新しい事実が生まれるかも?
オバrevさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、科学技術の進化は素晴らしいですね。
個人的には、様々な事実が分かることは良いことだと思います。それが本当であるのならば…。