「気候の温暖化によって植物性食料の重要性が高まり、クリ・クルミ・ドングリなどの木の実や、ヤマイモなどの根茎類(こんけいるい)の採集が行われたほか、クリ林の管理やヤマイモなどの保護、あるいはマメ類の栽培(さいばい)も行われたらしい」。
「このほか、弓矢などの使用によって狩猟(しゅりょう)が行われ、漁労(ぎょろう)も盛んとなった。食料の獲得法が多様化したことによって、人々の生活は安定し、定住的な生活が始まった。縄文文化は、約13000年前から、水田耕作を伴(ともな)う約2500年前頃の期間にわたっている」。
しかし、私(黒田)が高校時代に日本史を勉強した昭和60(1985)年頃の縄文文化の記述は、現在とは大きく異なっていたことをご存知でしょうか。
※下記の映像は10月4日までの掲載分をまとめたものです。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんばんは!
私も黒田さんとほぼ同時代、高校生活を
過ごして居たにも関わらず、
日本史に関しては、殆ど記憶に御座いませんで
申し訳ありません(^_^;)
けれど、この時代も温暖化が進んでいたという
記述は初めて伺った気がしますが・・・?
(温暖な気候であるという記述は目にした事が
有ります)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 いえいえ、お気になさらないでください。
普通は忘れてしまっているものです。
温暖化が進んで海面が上昇し、日本列島が形成されたのは仰るとおりですね。
そこから先にどのように発展していったかが大きなカギになります。
その一方で、我が国の起源は、いわゆる「四大文明」よりも遅れており、水稲農耕(すいとうのうこう)、すなわち水田耕作などの様々な文化も、中国大陸や朝鮮半島から伝わったと教科書には書かれています。
こうした記述を鵜呑(うの)みにすれば、我が国は他国(特に中国や朝鮮)に比べて「劣(おと)った国家」であるという認識を植えつけられそうですが、これらは本当のことでしょうか。
実は、我が日本列島は、古来より「日本文明」ともいうべき、世界各国とは異なる独自の文明を築き上げてきた特別の地域だったです。
今回の講座では、最新の研究から明らかになった、古代に関する「我が国のほんとうの歴史」について、神話と考古学の両面から紹介していきたいと思います。
※下記の映像は10月4日までの掲載分をまとめたものです。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんばんは!
>古来より「日本文明」ともいうべき、世界各国とは異なる独自の文明を築き上げてきた特別の地域だったです。
確かに、島国である事が独自の文化、文明を
産み育てるものですよね。
本当の歴史・・興味深いですね^^
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
我が国の古代における本当の歴史をこれから紹介してまいりますので、どうぞご期待ください。
我が国は、世界に比類なき「日本文明」をもった、歴史の長い国家であることを、最新の考古学や生物学上の発見などをもとに、重要な「日本古代史」として展開した内容に、参加者の多くがご満足いただけたようです。

次回(第57回)の歴史講座は、平成28年11月27日(日)午後2時より大阪・梅田で、並びに12月4日(日)午後3時より東京・飯田橋で「平安後期の政治史 ~院政と平氏政権」と題し、天皇の父(あるいは祖父)が「治天の君」となられて政務を行われた「院政」から、平清盛率いる平氏が我が国史上初めて「武家政権」を確立した平安後期の政治史の背景を中心に紹介する予定です。

また、今回の講演の内容は、22回に分けて9月29日よりYouTubeによる映像とともに更新を開始しますので、どうぞご期待ください。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
つまり、我が国の専守防衛や非核三原則は、あくまでもアメリカの「核先制使用(防衛のために、核兵器を先制攻撃で使用するという考え方)もありうる」ということを含んだ「核抑止力」が前提なのです。
そうでなければ、核兵器を持たず、先制攻撃もできない日本が、現状では「アメリカの核の傘」に入らないと防衛力を維持できるはずがないのです。
まるでお花畑のような理想論に終始するのではなく、厳しい現実を同時に教えてこそ、次代を担(にな)う生徒に「自分の頭で日本の将来について考えさせる」ことが可能となるのです。
※「政治経済の授業から平和主義を学習する」については今回で一旦中断し、次回(9月29日)からは第56回歴史講座「日本文明の誕生」の更新を開始します。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんばんは!
逆に考えると
そのお花畑の様な理想論で
よくぞ70年間も平和を維持し続けて
こられたものだと、改めて考えさせられます。
それを奇跡と言うべきか、それとも
これまで保護してくれていた
アメリカに感謝するべきか。。(^_^;)
いづれにせよ、これいからは
常にアメリカの
ご機嫌を伺わなければいけない
状況からは早く脱出するべきだとは思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
今の状況を打開するためにも、色んな展開が望まれます。
もちろん公民教科書にもその内容が記載されていますが、専守防衛は、裏を返せば「攻撃されてからしか反撃できない」わけですから、他国から核爆弾などを打ち込まれて、我が国が致命的な打撃を受けてしまってからでは、もはや手遅れであることは間違いありません。
一部の教科書には「日本の行動の範囲や自衛力の限界をめぐって議論が行われてきた」と書かれていますが、現場の授業においても、上記のような可能性があることを教えることで、今後の我が国の防衛政策について、生徒一人ひとりに真剣に考えてもらう機会をつくるべきです。
また、いわゆる「非核三原則」についても、「核兵器をなくそう」という単純な問題で片付けるべきではありません。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
「一連の防衛力整備計画によって、自衛隊は増強を続けており、日本の防衛費は世界有数の額に達している」。
なるほど、確かに我が国の防衛関係費は、1970年代から右肩上がりに上昇を続け、90年代初頭には4兆5千億円を突破しましたが、そこからはほぼ横ばいとなっているのも事実です。
その一方で、中華人民共和国は年々軍事費を増強させ、今では毎年日本の倍以上の経費をかけて軍事力を増強させ続けています。日本の防衛費のみを取り上げるのではなく、隣国である中国の巨額に達した軍事費についても同時に紹介しなければ、バランスの取れた授業とは言えないのではないでしょうか。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
最新の考古学や生物学上の発見等をほとんどすべて網羅した、決定的に重要な「日本古代史」「日本文明論」の展開に対して、参加された皆様がご満足いただけたのが何よりでした。新たな発見は人間に大いなる喜びを与えますね。

次回(9月25日)は大阪講演を行います。東京同様、多数の皆様にお越しいただけることを心より願っております。
第56回黒田裕樹の歴史講座 【大阪講演】
「日本文明の誕生」
主催:一般社団法人正しい歴史を伝える会
後援:my日本・授業づくりJAPAN・新聞アイデンティティ
日時:平成28年9月25日(日) 午後2時より
場所:大阪市立総合生涯学習センター 第1研修室
(※下線部をクリックすると、所在地や地図が書かれたリンク先に移動できます)
資料代:金1,500円(高校生以下は無料)
参加をご希望の方は、ブログ右下の「メールフォーム」を活用のうえ事前にご連絡くだされば幸いです。当日の飛び入り参加も歓迎いたします。
また、講座終了後に近辺の居酒屋で懇親会(会費金3,500円~4,000円程度)を行いますので、よろしければこちらにもご参加くださるようお願いします。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(2) |
福井茂和 9月25日2名で参加させていただきます。
福井茂和さんへ
黒田裕樹 > 9月25日2名で参加させていただきます。
有難うございます。明日はよろしくお願いいたします。
そもそも日本国憲法における平和主義は、我が国に二度と再軍備させないようにするため、交戦権や軍事力の一切を持たせないようにしようという、GHQ、すなわちアメリカの意思によるものでした。
しかし、憲法制定後間もなく、アメリカはソ連(後のロシア)と冷戦状態になり、1949(昭和24)年には中華人民共和国が誕生したほか、翌1950(昭和25)年には北朝鮮と韓国との間で朝鮮戦争が勃発(ぼっぱつ)しました。
こうした動きが東アジアの共産主義化につながることを警戒したアメリカは、それまでの我が国への占領政策を180度転換して、昭和25(1950)年に警察予備隊の編成を我が国に命じましたが、これが現在の自衛隊のルーツとなっています。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんばんは!
確かに平和主義に関しては
アメリカの思惑を押し付けられた形になってしまったのだと思いますね。
それに加え、日本人も事実上
思い切り痛い目に遭わされているので
双方の思いは戦後間もなく
合致し、平和主義思想は深く根付いて
行ったのでしょうね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 戦後の流れとしては、ぴーちさんの仰るとおりかと思われます。
当時は致し方なかったかもしれませんが、それを70年も続けるかどうかは別の問題でしょうね。
自衛隊について、多くの公民教科書が「合憲か違憲か」について深く掘り下げており、自衛隊が9条で禁止されている「戦力」にあたるとする「違憲論」とともに、日本政府による「自衛のための必要最小限度の実力は禁止されていない」という合憲論が併記されています。
また、自衛隊に対する政府見解とともに「自衛権」そのものについても記述があり、政府による「憲法は国家による自衛権、すなわち個別的自衛権を否定していない」という見解を紹介しています。
なお、個別的自衛権については国際法上の権利として当然認められるものであり、我が国においても、憲法9条の解釈により行使できないなどという議論は起きていません。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
第9条 第1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇(いかく)又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
このうち、第1項の「戦争の放棄」に関しては、すでに100ヵ国近くが憲法の条項として採用していることもあり、特に問題はありません。
しかし、第2項のように、戦力も持たず、かつ交戦権も否認されてしまっては、憲法前文と同様に、いかに日本が平和主義を一方的に訴えたところで、相手国が言うことを聞かずに攻めこんでくれば、何の意味もないという意見も根強いことは、授業でしっかりと教える必要があります。
(※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」が始まりました。詳しくは下記のバナーをご覧ください)
※平成28年4月13日(水)創刊!無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんばんは!
確かにおっしゃる通りかも知れません。
特に
>日本が平和主義を一方的に訴えたところで、相手国が言うことを聞かずに攻めこんでくれば、何の意味もない
を、連立与党のもう片方の党の方々に
向けて積極的に発信して行きたいものですが・・・
ぴーちさんへ
黒田裕樹 そうですね。与党はもちろん、野党もしっかりと認識していただきたいものです。