だとすれば、先述の憲法第89条のように、違憲状態を修正して合憲にしようとする行動に、何の問題があるというのでしょうか。
「違憲状態の修正」をすべき問題の一つに、いわゆる「外国人地方参政権」があります。参政権については、日本国憲法第15条において「国民固有の権利」とされており、過去に最高裁で「外国人への参政権の付与は憲法違反である」という判決が出されました。
ところが、判決文における傍論(ぼうろん)、すなわち裁判官の個人的意見として「定住外国人に対し地方参政権を付与することを禁止していない」と書かれたことから、これを根拠に「地方参政権であれば定住外国人にも認めるべきである」という議論が拡大したのです。
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ぴーち こんばんは!
外国人問題は、難題ですよね。
これからも尚増えるであろう外国人に対して
喫緊に解決しなければならない課題なのでしょうけれど。
個人的には、外国人に参政権は
余り賛成出来ない法案だなと
感じます。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 個人的には、外国人に参政権は
> 余り賛成出来ない法案だなと
> 感じます。
現実を考えれば、ぴーちさんのようにお考えの国民が多いのではないでしょうか。
だからこそ、推進派は国民投票が可能となるまでの「論陣」を張るべきであり、なし崩し的に認めさせるようなことがあってはならないはずです。